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2012年10月

2012年10月31日 (水)

第5回 丸山塾

今までも、月に一度、「ドクターミーティング」と称し勉強会を行って来たが、今年7月より正式に「丸山塾」と名付け、主旨を明確にした勉強会を発足させた。

今回で早いもので第5回を迎えた。

時間厳守、8時ジャストにスタート。

ストッップウォッチを置きながら進行する。

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今日の第一のお題は ”隣接面カリエスに対する考え方”

つまり歯と歯の間の虫歯の治療のタイミングと治療方法について。

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第二のお題は、先月の宿題である ”ホワイトニング;患者さんの考えるまたは望んでいるホワイトニングと歯科医師が考えるホワイトニングのギャップをどのように捉え、どのように対処していくべきか”

最近、当歯科医院でもホワイトニングを希望する患者さんが増えて来ている。

しかし、中には、元プロ野球選手の清原や新庄のような真っ白い歯を想像している患者さんもいる。彼らの歯は確かに白いが、歯を漂白した訳ではなく、白いセラミックを被せた物である。実際、それをホワイトニングと理解している患者さんも少なくない。

それらを踏まえ、ホワイトニングを希望する患者さんに対し、どの様に対応すべきかを議論した。

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最後に、1冊の本のプレゼン。

今回は4人全員が経営コンサルタントが書いた自己啓発本であったが、どれも面白かった。

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最後に、総括として、今日のお題を発展させ、将来へ向けての夢を語り合った。

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時間が経つのは早い物で、時計を見ると12時つまり日付変更線を10分程越していた。

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語り足りない所もあったが、最後に、何事も継続は力なり、丸山塾100回開催を目指し頑張ろう!と4人の意思確認をし、いつもながら熱い第5回の丸山塾を閉幕した。

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2012年10月28日 (日)

島田大井川マラソン

今日は、待ちに待った、島田大井川フルマラソン。

男子約7500人、女子約1500人、約9000人がリバティーを走った。

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こんな田舎の大会でもこの人数。

第1回から出場し、還暦まで連続出場、連続完走を狙う私としては、東京、京都、神戸、大阪の様に参加希望者が多すぎて抽選にならないように祈るのみである。

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さて、今年は5人に仲間でエントリー。

浜松の鈴木一先生。九州歯科大学の2学年先輩である。

掛川の政井実先生。九州歯科大学の同級生である。

浜松の鈴木一先生の弟の鈴木勇さんとお友達の高柳さん。

昭和38年生まれ1人、昭和39年生まれ1人、昭和40年生まれ3人。

おじさん軍団であるが、みんなマラソンオタクである。

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さて、さて、私は調整が非常に上手く行き、気持ち良くスタートラインに立てた。

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狙うはサブ3.5。

つまり3時間30分切りである。

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フルマラソンは、42.195キロの長丁場。

調子よい時はスピードを押さえ自重し、苦しい時は自分に檄を飛ばしガマンの走りをしなければならない。

脈拍やスピードの管理は勿論のこと、栄養補給、水分補給のタイミングも記録に大きく響いてくる非常に面白いスポーツである。

人生に似ている所がある。

マラソンがブームになるのも頷ける。

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さて、私は青ゼッケン。

申告タイムでゼッケンの色が違うのだ。

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集合開始8時30分、スタート9時。

少しでも前からスタートしたいと思い、8時25分にスタート地点に行くと既に青ゼッケンゾーンには200人程の選手が並んでいた。

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今朝の朝食は、どんぶり飯に、雑煮(餅4個)、カステラ、牛乳、グレープフルーツジュース。

6時に食べもう2時間30分程経っているが、満腹感がある。

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スタート10分前、ウイダーインゼリー(180キロカロリー)をさらに体内注入。

ガソリン満タン!!

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スタート5分前のコール。

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大きく深呼吸をして、右横を見ると、今まで気づかなかったが、女性ランナーでミッキーの耳付きの帽子を被っている。

こんな耳付き帽子なんて空気抵抗もあるだろうし・・・・・・・・、完走目指して楽しんで走ろうって類のランナーだな。

俺は、マジに行くよ!

だから、帽子もかぶらないし、ポーチも付けない。

1グラムでも軽く、また少しでも空気抵抗が少ないように・・・・・・・・・・。

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今度は左横を見ると、カラフルなアフロヘアーのカツラをかぶっている。

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オイ、オイ、オイ・・・・・・・・どいつもこいつも、真剣に走ろうってツワモノはおらんのか?

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ま~~い~~、こいつらとは、最初の1キロくらいでおさらばだ。

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スタート1分前のアナウンス。

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前半は下り、後半は上りなので、前半は1キロ4分50~55秒のペースで折り返したい。

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ついにスタート。

GARMINの時計を右上のボタンを押す。

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スタートゲートまで43秒かかったが、これも想定に範囲内。

1キロ通過のラップは6分20秒。

最初の1キロは大渋滞、なにせ9000人が同時にスタートするので仕方がない。

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最初の10キロのラップタイム49分54秒。

まずまずである。

しかし、気になることがある。

それは、私の目の前に、あのミッキー帽の女性がいるのだ。

それだけならま~許そう、私の左横にアフロヘアの男性がいるのだ。

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最初の10キロだけだろ~~。

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次の10キロのラップタイム48分50秒。

中間地点の21.1キロ表示の通過タイム、なんとジャスト1時間45分。

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2倍すると、ジャスト3時間30分になる。

タイムはまずますではあるが、心拍数が10キロ通過からずっと152~155と150を超えている。

中間地点までは150以下を想定していたので、後半スタミナが持つか少し心配になってきた。

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しかし、気になっていた、ミッキー帽とアフロヘアの二人は居ない。

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お~~~~~~~い、ま・さ・かの前方でのラン。

私より20メートルくらい前に二人が並んで走っているではないか。

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あの二人には絶対負けたくない!

いつか抜かしてやるからな!

闘志に火がついた。

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しかし、折り返し地点から足が重く、まさかの失速。

25キロ付近で、望月先生と田島さんの応援が。

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何か元気が出てきたぞ!

10キロラップ49分06秒。

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ラスト12.195キロ。

ここが、フルマラソンの醍醐味、一番辛くて、一番面白い所である。

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何とも言えない筋肉痛と関節痛そして疲労感、30キロ走った人しか味わえないのだから・・・・・・。

30キロ走った人間だけに与えられる神様からのプレゼントである。

そんな折角のプレゼント、味わなければ損である。

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ポケットからエネルギージェルを補給し、ラストスパートである。

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徐々にペースアップしなければ!

そんな時、今度は、戸塚先生夫妻の応援が!

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戸塚先生とハイタッチ!

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気合をもらった感じがした。

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徐々にペースが上がって来た。

い~~感じである。

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心拍数は160~165である。

気持ち良い息苦しさである。

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35キロ地点、遂に捉えた!!

アフロヘアの男性を・・・・・・。

(スタート地点で侮ってゴメンナサイ。)

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40キロの看板が目に入る。

ラスト2.195キロである。

ラストスパートである。

1キロ4分30秒ペース、心拍数は危険領域の170オーバーの172。

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半分やけくそである。

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そして41キロ地点で、漸く次の獲物を捕らえた。

あのミッキー帽の女性を・・・・・・・。

(スタート地点で侮ってゴメンナサイ。)

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ラストスパートで、二人を何とか振り切りことができた。

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3時間26分42秒でゴール!

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サブ3.5達成!!!

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仲間5人の中で一番は、鈴木勇さん、なんと3時間2分でゴール。

化けもんである。

私と同じ年である。

自己新記録だそうだ。

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ランの後は、5人で蓬莱の湯につかり、藤枝駅前の居酒屋で乾杯!!

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10日ぶりのお酒、乾杯のビール、格別だった。

同じ42.195キロを走った、同じ苦しみ、同じ楽しさを味わった仲間の乾杯、最高である。

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浜松組3人とは午後7時に別れ、政井先生と二次会(エールハウス)へ。

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仕事の話、学生時代の話に花が咲き、気付くと11時になっていた。

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2012年10月26日 (金)

本当のクセモノ

あさってフルマラソン本番。

昨年、一昨年と調整に失敗した経験を生かし、今年は万全の対策を立てて臨んでいる。

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鍵は「アルコール」である。

2週間前から、ガクッと練習量が減るので、いつもより1時間以上も時間が出来る。

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いつもは、スケジュール帳に30分単位でスケジュールを組み、時間に追われながら一日が終わる。

くたくたになり、ベットに入ると、瞬殺で深い眠りに入る。

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しかし、大会前1週間だけは予定を出来る限り入れずに、家に居ることにしている。

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肉体の疲労はない、自由時間がある、夜になっても眠くならない、退屈・・・・・。

これが”クセモノ”である。

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ついつい、酒に手が出てしまう。

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リラックスのため、一杯だけ・・・・・。

一杯だけなら、いっか!

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この1杯だけが ”クセモノ” である。

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もう一杯だけ・・・・・・・、もう半杯だけ、・・・・・・・・・。

人間だもの。

折角の減量、体調維持、今までの努力が、一気にご破算になる悪の根源と化してしまうのだ。

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しかし、今年の私には学習能力がある。

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今年は10日前から、禁酒を断行している。

普段と同じように、スケジュールを組み、自由な退屈な時間を作らないようにしている。

フルマラソンも4回目ともなると、少しは賢くなる。

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そのおかげで、今現在、非常に肉体の具合は良い。

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体重も昨年より1.5キロも軽い。

大学卒業後、最軽量である。

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今週はカーボローディング。

月・火・水は炭水化物を半減。

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体が炭水化物を欲する状態にして~~の、木・金・土と炭水化物倍増摂取。

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いつもは野菜山盛り、ご飯ちょっと、脂肪分の少ないタンパク質、デザートは果物。

しかし、今日は、野菜ちょっと、ご飯山盛り、ポテトのいっぱい入ったシチュー、そして食後のデザートはフランスパン。

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お腹がはち切れそうである。

でも、炭水化物って、美味しいっす。

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木・金・土の三日間は本当に食事が楽しみである。

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今日の昼休みの かみさんとの会話

「明日の夕食は、大盛りご飯に、すいとん、そしてデザートはお餅で!でも、今年は体調が本当にい~から、昨年越えができるかも!」

「意外と、調子い~時に ”落とし穴” があるんだよ!」

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う~~~~ん、意味深な発言である。

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確かに・・・・・・、「過信」 これが最大の ”クセモノ” なのかも知れない。

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敵は42.195キロのツワモノである。

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「彼を知り己を知れば百戦して殆うからず」だった。

2012年10月25日 (木)

オーラルケア訪問セミナー

オーラルケアの講師を丸山歯科医院にお呼びしての訪問出張セミナー全3回の第3回目(最終回)が本日午後12時45分より2階研修室で行われた。

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今回のセミナーの目的は、より適切な患者さんの予防プログラムを立てることである。

最後に、全3回の成果をみるために、皆の前で、私と望月先生の予防プラグラムをスタッフに立ててもらうことになった。

私の予防プログラムは、杉本和香奈さんに立ててもらった。

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私は恥ずかしながら、小学生の頃、虫歯が非常に多く、本当に歯医者の常連患者であった。

その時、治療した被せ物の中が虫歯になり現在、治療中である。

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ミュータンス菌にも感染しており、生活習慣も特殊であり、大変難しい患者であり、困らせてしまった。

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私はジョギング中には、ポカリかアクエリアスをポーチに入れ、熱中症にならないようにチビチビ飲みながら2時間、3時間と走っている。

ティップネス(フィットネスクラブ)でも、15分に1度の間隔でプロテイン飲料水を飲んでいる。

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水や麦茶では代用できないので、飲食リスクは非常に高くなってしまうのだ。

家では朝、昼、晩の3度の食事以外に間食は、ほとんどしないが、運動時の補給はどうにもならなく悩ませてしまった。

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しかし、それを補う幾つかの予防プログラムを提示してもらった。

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私は、一応、歯科医師なので、当然、頭では分かっていたが、実践できていないのが現状であった。

しかし、杉本さんが私のために折角、考えてくれたのプログラムなので、今日から、早速、実践してみるつもりである。

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患者さん役になり、患者さんの気持ちも分かり、今更ながら、いろいろと考えさせられた。

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2012年10月23日 (火)

栗の素揚げ

先日のブログで、栗たった1個で赤ワイン1本分のポリフェノールがあると書いた。

かみさんに話した所、近くのスーパーで早速、購入してきた。

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栗農園の方のお勧めの食べ方は、「鬼皮を剥き、渋皮を残した状態で、素揚げ約3分」だそうだ。

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早速、かみさんと二人で鬼皮を剥く。P1000984

初挑戦なので、一部は渋皮も剥けてしまったが、準備完了。

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次は素揚げ。P1000987

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約3分後、完成。P1000989

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外側の渋皮がカリっとした歯ごたえ、中はアツアツ、ホクホク・・・・・。

シ・ア・ワ・セ~~~~~!

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これはマジで美味い!!P1000990

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家族4人、1人5本の赤ワインを摂取。

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皆さんも、是非、お試しあれ!!

   

2012年10月22日 (月)

業務改善提案書

日本空手協会大井川支部で大変お世話になっている檪村惠之助師範は航空自衛隊静浜基地で自衛官をされていた。

良く飲んだ席で、自衛官時代の話をしてくれる。

先日の懇親会の席で、檪村師範が自衛官時代に利用していた「業務改善提案書」についての話をしてくれた。

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That's a good idea!

そう思い、丸山歯科医院でもすぐ取り入れようと考え、師範にその用紙が欲しいとお願いした。

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先日、檪村師範が早速、自衛官時代に使用していた様式を用意してくれた。

師範の行動はいつも非常に早く、敬服する。

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師範から頂いた様式を丸山歯科医院バージョンにアレンジし、早速スタッフに渡した。

どんな小さいことでも良いから思いついたら書いて提出して欲しいと頼んだ。

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早速、予防部の専属歯科衛生士の田島紅美さんが、3件の業務改善提案書を提出してくれた。

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自分の自由時間を削っての提案書作成、そして迅速な行動力。

院長として本当に嬉しかった。

何事も、一番乗りは、非常に価値の高いことだと思っている。

迅速な行動には、それ相応の労力が必要になるからだ。

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「先んずれば即ち人を制し、後るれば則ち人の制せらるる所と為る。」

私の好きな言葉の一つである。

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その田島紅美さんに、敬意と感謝の意を込め、「お礼」を渡した。

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他のスタッフも次に続いてくれることを心から望んでいる。

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また、貴重な資料をご提供頂いた檪村惠之助師範には心から感謝します。

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2012年10月21日 (日)

いよいよ

5時30分起床。

6時から120分LSD。

LSDとは、Long Slow Distance の略で、ゆっくりと長い距離を走る練習である。

ゆっくり走ることで、スタミナが付くらしい。

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8時に帰宅し、朝食。

かみさんは、月から土まで朝5時起きで息子の弁当作りをしているので、最近は日曜日は私が朝食を作っている。洗い物はかみさんにしてもらうが・・・・・。

どんぶりに野菜の具一杯の味噌汁、18穀米、めざし、目玉焼き、そして納豆。

栄養補給OKである。

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食後はコーヒーを飲みながら新聞タイム。

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時計を見ると8時50分。

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道着に着替え、来月11日にある空手の中部地区大会の強化練習の指導に向かう。

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9時~11時30分まで、小・中学生に罵声を浴びせ続けたため、喉が痛い。

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朝食をガッツリ摂ったので、昼食はリンゴ、キュウイ、ブドウにヨーグルトをかけたフルーツヨーグルトのみ。

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午後1時からは予約をしていた床屋。

アイパーをかけるので、3時間30分程かかる。

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予定通り、午後4時30分終了。

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帰りにグランリバー内にあるメガネ屋に行き、先日注文していた度入りサングラスをとりに行った。

勿論、来週のフルマラソン用である。

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昨年はメガネの上に大きいサングラスをして臨んだが、今年は少しでも軽い状態で走りたいと思い、度付きサングラスにした。

スポーツ用であり、耳の部分が曲がり落ちにくくなっている。

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髪の毛も切ったし、出来る限りの計量減は出来た。

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あと1週間、体調を崩さない様、カロリーコントロールとカーボローディングを行い、万全の状態で本番を迎えたい。

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この年になると、なかなか心の底から、ワクワクすることが少なくなって来るが、大会参加は本当にワクワク、ウキウキする。

1週間後が楽しみである。

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2012年10月20日 (土)

ポリフェノール

フェノール?

確か今からウン十年前、高校生の時、化学の授業で習った気がする?

改めて調べて見たら、ベンゼン環の置換基の水素が1つヒドロキシル基(OH基)に変わったもので有毒物質とある。

ベンゼン環を基本骨格にもち、2個以上のOH基がある化合物をポリフェノールと呼ぶ。光合成によってできる植物の成分の多くがポリフェノールで、非常に強力な抗酸化作用をもつことで近年注目されている。

そもそもポリフェノールが話題にのぼり始めたのは、「フレンチパラドックス」説の頃からである。

フランス人は喫煙率も高く、脂肪の摂取量も多いのに、動脈硬化や虚血性心疾患による死亡率が少ない、という矛盾、その理由が赤ワインにあるのでは、ということで研究が進み、その結果、赤ワインに含まれるポリフェノールの抗酸化作用が注目されることとなった。

ポリフェノールの抗酸化力はとても強力で、しかも、活性酸素のダメージを最もうけやすい細胞膜上でもその抗酸化作用を発揮することができるらしい。

活性酸素は細胞や遺伝子に作用し、動脈硬化やがん、糖尿病などの原因となるが、ポリフェノールはそんな有害物質である活性酸素を除去し、これらの病気を防いでくれる正義の味方なのだ。

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という訳で、私も最近、赤ワインを好んで飲んでいる。

そんな時、TVをつけると、「栗」の番組をやっていた。

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栗は以外にもポリフェノールの宝庫だそうだ。

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な・な・なんと、驚くなかれ!

栗、栗、栗、あの小さい栗1個で、

な・な、なんと・・・・・

赤ワイン一本分のポリフェノールがあるそうだ!!

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お~~~~~~~~い!

もっと早く言えよ~~~~!

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と言う事で、今日の晩酌は、栗をあてに赤ワイン。

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何事もエビデンスが大事なようだ。

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Evidence Based Medicine ならぬ、

Evidence Based Nutrition をもっと勉強せねば・・・・・・。

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恐るべき、栗!

栗を侮るなかれ!

2012年10月19日 (金)

院内勉強会

第三金曜日は院内勉強会の日。

今月の担当は戸塚 悠先生。P1000971

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タイトルは「私が目指す医療」。

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1ヶ月以上前から作り始め、ここ1週間は、毎晩、厳しい院長チェックを受け、今日に至った。

その努力の甲斐があり、 約30分間、魂のこもったプレゼンテーションになった。

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最後に、自分の好きな言葉をいうのがお決まりである。

戸塚先生の選んだ言葉は、

「知彼知己者、百戰不殆、不知彼而知己、一勝一負。不知彼不知己、毎戰必殆」

彼を知りて我を知れば、百戦危うからず。
彼を知らずして我を知れば、一勝一負す。
彼を知らずして我を知れざれば、毎戦必ず危うし。

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彼を患者さんに見立て、患者さんを知らなければ・・・・ということで締めくくってくれた。
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戸塚悠先生は非常に真面目で、非常に気持ちの熱い先生である。

今後の益々の成長を確信している。

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最後に「お疲れさん、今晩はゆっくり休めるね!」と声を掛けると

「今晩から、来月IPCSで発表するプレゼンを作り始めます。」との力強い返事が返って来た。

2012年10月18日 (木)

「全力」 改め 「適当」

月刊誌ランナーズ11月号に46才のママさんランナー(稲垣寿美恵さん)の記事が載っていた。

2児の母であり、仕事もしている、どこにでも居るママさんランナーである。

しかし稲垣さんは普通のママさんランナーではなく、超長距離界のエースであり、なんと24時間走、48時間走の世界記録保持者なのだ。

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24時間走、48時間走とは、それぞれの時間内に何キロ走れるかを競う競技。

24時間走の世界大会では240.631Km、48時間走の世界大会では397.103Kmの世界記録を樹立したスーパーウーマンである。

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凄すぎて、ピンと来ない距離であるが、レースの状況を聞くとビックリすることだらけである。

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まずは、ランニング中のエネルギー補給であるがエネルギージェルでは補給が追いつかないので「マヨネーズ容器に入った愛知県特産の味噌カツの味噌タレ」を、レース中にチューブからそのまま舐めて走るそうだ。味噌には塩分とアミノ酸があり良いそうだ。

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しかし、走行距離が200キロを越すと、体が食べ物を受け付けなくなると言う。

そこからは、ひたすら水だけを飲み、ひたすら足を動かし続けるらしい。

エネルギー補給もできないため、意識が混濁しながら走ることもしばしばと言うから恐ろしい。

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大量の塩分、亜鉛が体外に流出するため、レース直後は数時間嘔吐が続き、さらにレース後1週間は何を食べても苦みしか感じない味覚障害が続くらしい。

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そこまでするか?と思うくらいのチャレンジである。

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恐るべし!ママさんランナー!

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この記事を見た時、それなりに一生懸命生きていると勘違いしていた自分が恥ずかしくなった。

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「全力」「一生懸命」というのは、このような状態の時に、はじめて使うべき言葉なんだと改めて思った。

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人間の体っていうのは自分が思っている以上に強いのだ。

ある本には、人間が自分で「もう限界」と思うのは、実は「30~40%程度」であると書いてあったのを思い出した。

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しかし、やり過ぎて、病気になったり死んでしまえば元も子もないので、私はそこまで追い込むことはしないが、「もう限界」の「もう1、2歩先まで」なら何とかなるのでは思う。

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これからの人生、いろいろな事に対し「もうひと踏ん張り」してみようと思う記事であった。

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今朝は、来週の本番に備え、最後の調整長距離ラン。

生憎の小雨であったが、リバティーで本番を想定し、30キロの全力?試走。

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自分では全力で走ったつもりであったが、エネルギージェル1本の補給で済んだし、意識もハッキリしているし、完走後吐き気は一切ないし、お腹がペコペコで、大盛りご飯に餃子を食べたが味もしっかり感じたし・・・・・・・・・・・。

結局、適当に走ったという事になるのだろうか?

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「全力」という表現は、そう簡単に使ってはいけないね。

今日から改めることにする。

ということで、今日は午前中、リバティーで適当に30キロ走り、

午後は戸塚先生の院内勉強会の最終チェックを適当に行い、

夕方から、決算の打ち合わせに出掛け適当にした。

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なんか違う感じが・・・・・・・・・・・。