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2012年3月

2012年3月31日 (土)

保険点数改定説明会

本日、午後6時30分より、静岡市労政会館6階で開催された保険医協会主催の保険点数改正説明会に、望月先生、戸塚先生と3人で参加して来た。

保険点数、保険解釈は2年に一度改定が行われることになっており、明後日4月2日から新点数、新解釈での診療のスタートとなる。

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しっかりと聞かなければと思い、6時前には会場に着いた。

一番乗りであった。

一番乗りらしく、ど真ん中の一番前の席に陣取った。

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後から会場入りした、エンゼル矯正・小児歯科の杉本先生、さつき歯科の時森先生を見つけ、半ば無理やり、ここ!ここ!と誘い、5人で一番前の特等席で、説明を聞いて来た。

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8時30分に終了し、帰り道、定食屋を見つけ、腹ごしらえをし、診療室に戻った。

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3人で、もう一度復習をして、改正箇所をまとめる作業に入った。

その後、4月2日午前8時から行う予定のスタッフへの説明資料を作成し、スタッフの人数分コピーをした。

時計を見ると12時30分。P1030368

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今日も充実した一日となった。

2012年3月29日 (木)

ピロリ菌検査

近年、胃がんの原因の一つと言われて話題になったピロリ菌。      

正式名称、ヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylori)。

ヒトなどの胃に生息するらせん型の細菌である。

ある文献には、日本人の感染率は、60歳以上で7~8割、50歳代で6割、10~20代では2割前後と書かれている。

上下水道が整備されていない国や地域では感染率が高く、先進国では日本だけが際立って高い感染率を示しています。

衛生状態のよい環境に育った人たちは感染率が低いらしい。

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昨年末、医師をしている兄と会った時、胃がんは日本人の死亡率第2位だから、ピロリ菌の検査は絶対しといた方がいいぞ!と言われ、検査を受けよう、受けようとずっと思っていたが中々時間がとれなかった。

今日、漸く時間がとれたので、ピロリ菌検査をしてくれる医院をインターネットで調べ検査に行って来た。

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私の実家は、決して裕福とは言えない家庭であり、井戸水も使っており、衛生状態のよい環境に育ったとは言えない。

50代ではないが、46才の私。

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野生の勘で、ピロリ菌に感染している気がしていた。

いや、幼少期の生活を思い浮かべるだけで感染していない訳がない、そう、きっと感染している筈だと確信していた。

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検査方法は一番精度の高いと言われている、尿素呼気診断法で行った。

試験薬を飲み、暫く横になり、袋の中に息を吐くだけの簡単な検査であった。

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結果が出るまで待合室で待機。

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ピロリ菌陽性の場合、2種類の抗生物質を1週間飲むらしいが除菌中はアルコールは禁止と言われ、いつから除菌始めようか、飲み会のスケジュールを見ながら算段していた。

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また面白い事に、2種類の服用する薬は、歯周病の難治症例で使用する薬と全く同じ物だった。

つまり、丸山歯科医院にも常備してある薬であった。

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さて、丁度、来週日曜日、焼津みなとマラソンがあるから、それまでの1週間、禁酒を兼ねて除菌しようと決めた。

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「丸山さ~~ん。結果が出たので、中にお入り下さい。」

「は~~~い!!」(覚悟を決め、待合室に響き渡るくらいの元気の良い返事をした。)

この私の返事で、二人の受付の人が仕事の手を止め、ビックリした目で私を見ていた。

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先生の前の椅子に座り、またもや診療室に響き渡らんばかりの大きな声で

「お願いします!」

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検査結果の紙を見ていた先生の体は、私の大きな声に反応し、ピクッとしたのを見逃さなかった。

目をまん丸くした驚いた様子で、こちらを見て、先生の口が開いた。

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「結果は陰性です。薬も飲む必要がありません。この年になったら感染する可能性は低いと思いますよ。」

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本来は喜ぶべき結果なのだが、「陽性」と思い込んで、スケジュールやブログ記事内容を考えていただけに、何故か、少々がっかりしてしまった。

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ラーメンを食べると決めて、ラーメン屋に行ったら休店日で、ラーメン口のまま、うどん屋に行く羽目になった、そんな心境だった。

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もしかしたら、私は、良い環境で育ったお坊ちゃんだったのかも・・・・・・・・・・・・・・

な訳ないか?

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帰宅し、かみさんに結果を報告。

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いつになく喜んでくれた。

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やっぱり夫婦ってい~~~な~~~。

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「親から子への感染が一番頻度が高いって聞いてたから、皓生と敦士(2人の息子)のことが心配だったけど、これで安心した。良かった。良かった。」

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そっち??P1030348

2012年3月28日 (水)

丸山塾

今月の丸山塾を診療後の7時30分~9時まで、気合入れて90分間行った。

今日は院内技工の手助けが必要になるので、技工士の杉山さんにも参加してもらった。

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本日の議題は、鶴見大学歯学部の有床義歯教室(つまり入れ歯を作る専門科)で行われている、歯がグラグラの状態で来院された患者さんに対しての対処方法を丸山歯科医院でも出来ないかの検討である。

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果たして、大学の専門家がしている方法を丸山歯科医院でできるのか?

もし出来るとしたら、どういう段取りで行うのか?

患者さんには、どのような説明をするのか?

などなど・・・・・・検討課題は山積であったが、事前に各自に考えてきてもらっていたので、90分間で何とか結論を導き出すことができた。

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明日からの臨床で、症例を選び、実践してみようと考えている。

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2012年3月27日 (火)

朋有り遠方より来る、亦た楽しからずや。

(とも)(あ)り遠方より来(きた)る、亦た楽しからずや。

論語の有名な一節である。

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昼休み、静岡より、澤先生がひょいと遊びに来てくれた。

近くに来たついでに立ち寄ってくれたようだ。

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それも自転車で・・・・・・。

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今日は気候も良く、サイクリング日和ではある。

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近くの定食屋で、昼食を共にし、あれこれと夢のある話をし、また自転車で帰って行った。

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何故か澤先生と話をすると、ワクワク、ゾクゾクしてくる。

神のイタズラ

只今、午前1時15分。

くしくも、先日、マサ(時森先生)が症例相談に来た後の筋トレが終わり帰宅した時間である。

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そのメモリアルな時間。

丸山家こそ家族4人とルパンはまだ全員起きており、そろそろ風呂に入ろうかという時間になってきたが、ここ大井川の田舎町では辺りは真っ暗。真夜中である。

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そんなメモリアルな時間。

私の携帯が鳴った!

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誰だ!こんな時間に・・・・・?

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着信画面を見ると、なんと「マサ」からである。

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きっと急用なのだろう。

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「ハロ~~~~~!ど~~した?」

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携帯からは、ささやくような小さいマサの声が・・・・・・・

「もし、もし、すみません・・・・・・・・・・・。夜分遅く、本当にすみません・・・・・・。間違い電話です。」

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「オッケ~~~~~!じゃ~~~~~ね~~~!」

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神のいたずら であろうか?

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今週水曜日の丸山塾で、丸山式のお礼を言おうと考えている。

2012年3月23日 (金)

28年ぶりの試験の英単語

2人の息子も高校生。

別々の高校に進学し、私とは生活パターンが全くかみ合わないので、親子の触れ合いはおろか会話、いや一度も会わない無い日も珍しくない。

長男は空手部に属していことから空手という共通点があり、先日も丸山道場で一緒に汗を流した。

しかし次男とは、中々接点がない。

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そんな時、次男が英単語を覚えているのを目撃。

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「CD付き体で覚える DATA BASE 1500 31年分の出題意味まで分析 2011年センター試験カバー率98.3%」

CDが4枚も附属し951円。

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どれどれ・・・・・・・・・・・・・・。

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これは私の勉強にもなりそうだ。

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早速インターネットで注文。

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1週間に70個覚える競争することに決定。

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毎週日曜日が試験日だ。

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本日届いたので、ここ3日で70個の単語と文章を暗記。

ボケ防止にもなりそうだ。

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今日は1時間大声を出しながらのウル覚え段階。

あと2日で完全暗記予定。

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親父パワーを何とか見せたい。

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2012年3月21日 (水)

マサの症例相談

昼休み、マサ(時森先生)より、今晩、症例相談で伺いたいとのメールが入った。

「夜9時過ぎならOKだよ~~ん!、分かってると思うけど、同じ時間だけ筋トレ付きだよ~~~ん!」と返信した。

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9時15分、マサが到着。

11時15分まで症例相談に応じた。3333

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同じ時間筋トレ付きだよ~~ん!

有言実行!開始である。

最初からやる気満々の私は、ジャージに着替え、ストレッチ済みである。

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合間、合間に会話を挟みながらの筋トレ。

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21時15分~23時15分まで症例相談

23時15分~25時15分まで休み、休みの筋トレ

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「夜9時過ぎならOKだよ~~ん!、分かってると思うけど、同じ時間だけ筋トレ付きだよ~~~ん!」の返信に、嘘、偽りは一切ございません。

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私の無茶ぶりにいつも笑顔で、一つ返事で応えてくれる乗りの良いマサ、今晩も健在であった。

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ハーハー言いながら、深夜の闇に消えて行ったマサ。

これに懲りずにまた遊びに来てね~~!

待ってるよ~~~~ん!

2012年3月20日 (火)

静岡県口腔インプラント研究会30周年記念講演会

     静岡県口腔インプラント研究会30周年記念講演会が朝10時より午後5時まで、静岡県歯科医師会館にて開催された。

午前は 光機能化バイオマテリアル研究会主宰の堀紀雄先生

午後は 当研究会副会長の白鳥清人先生、同じく副会長の石川知弘先生の教育講演

そして蒔田真人先生の会長講演が行われた。

昼は昼食を食べながら理事会が行われ、私は中部地区の理事として出席して来た。

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どの講演も大変勉強になった。

白鳥先生は、安心・安全なインプラント治療の実践のために術前診断の大切さやインプラント手技の勘所を1時間30分かけ丁寧に説明してくれた。

石川先生は、インプラント治療、歯周治療、矯正治療、補綴治療の兼ね合いについて、またインターディシプリナリーチームアプローチの大切さを症例を交えて詳しく解説してくれた。

インターディシプリナリーチームアプローチとは、全部の治療を全て一人の歯科医師が行うのではなく、自分の不得意な分野はその道の専門家にお願いし、チームを組んで治療にあたる手法を言う。

さらに会長講演は、さすが臨床経験がウン十年と言うだけあり、インプラントの20年、30年経過という長期症例を提示し、長期経過ならではのエピソードをいろいろな角度から披露してくれた。

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インプラント治療は保険外診療のため、高額な医療費がかかってしまう。

しかし、残念ながら100%の医療成績ではない。

100%の医療は、どの治療においても成し得ることができないのが現状ではあるが、それを100%に近づけるための努力は惜しんではいけない。

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より高い医療効果を提供するための「執念」「意気込み」を強く感じた一日であった。

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2012年3月18日 (日)

人間だもの

毎朝、起床するとトイレに行き、TANITAの体重測定器に乗る。

量った体重、体脂肪をトレーニング日誌に記録することから私の一日が始まる。

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日々の食生活は、かのGACKTの食生活を知り、また南雲吉則の「空腹が人を健康にする」という本を読んでから、今までとはガラリと変えて来た。

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基本、朝は(リンゴ+セロリ+人参+キュウイ+パイナップル+ブルーベリー+青汁+無脂肪牛乳+無脂肪ヨーグルト+オリーブオイル)ジュース。

昼は、キノコ炒め、野菜入り味噌汁。空腹であればご飯を少々食べる。

夜は、基本食べたい物を食べたいだけ食べる。

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お蔭で、毎朝の計量は常に54キロ代をキープして来た。

カロリーはかなり意識している。

また、それが案外楽しいのだ。

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しかし、今週はなんと56キロ代に突入してしまった。

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3月4日の駿府マラソンで今年の目標であった100分切りが達成できたことで、日々の運動、食生活を含めた日々の緊張感が途切れてしまった様だ。

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全ての根源は酒である。

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元々食い意地が張った方ではないので、一食くらい抜いても正直、そんなに苦にならない。

しかし、それはシラフの時限定である。

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一度、アルコールが体内に侵入すると、節度が、理性が、緊張感が、全てのスイッチがOFFになってしまうのだ。

ブレーカーが飛んでしまうのだ。

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今日は缶ビール一本にしよう!

いつも、そう決めて晩酌や寝酒を始める。

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しかし未だかつて、一本で済んだ試しがない。

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酒には滅法弱いのだ。

典型的な酒に飲まれるタイプである。

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それで強ければ良いが、弱いので翌朝、いつも胃がもたれて後悔する始末である。

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今日も朝8時から町内の川払い、そして午後4時から町内会館で懇親会があった。

懇親会はアルコールが入るので、そこでのカロリー補給を考慮し、昼飯を抜き、さらに20キロのランニングをし、それなりにカロリーコントロールをして懇親会に臨んだ。

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1人1人に折詰された弁当、刺身にお寿司、一人3パックが振る舞われた。

それを肴に一杯会である。

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普段の夕食に比べかなり多い量である。

お弁当と刺身を食べて、折詰のお寿司は持ち帰る方が多い。

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かみさんに早速、「夕食は要らない。」とメールを打つ。

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「かんぱ~~い!」

ビールが体内に侵入する。

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満腹中枢のブレーカーが飛ぶ。

3パックを一気に完食。

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携帯を取り出し、かみさんに「やっぱり、夕食食べる。」とメール。

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帰宅後、缶ビールをカシャっと開け、晩酌しながら家族と同量の夕食を食べる。

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まだ物足りない。

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ワインを片手にチーズ、クラッカーにチョコレート。

節操がない。

止まらない。

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そんな無様な姿を見続けて約20年。

かみさんは私がアルコールを飲むのを駄目とは言わないが、あまり歓迎しなくなった。

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酒は飲んでも飲まれるな!

私には、誠に身に染みるお言葉である。

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今もなお残っている言葉だから、多くの先人にも、きっと身に染みるお言葉だったのだろう。

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人間だもの。

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空気抜きってことで堪忍!

2012年3月15日 (木)

澤裕一郎先生が舞い降りる時

明日は、月一の院内勉強会の日。

今回は歯科技工士の杉山禎宣さんが演者となる。

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月に一回の開催のため一年に一度も回って来ないが、順番が回って来た時には最善のプレゼンを要求する。

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さて今日は、明日に本番を控え、最終修正。

本日は休診日であるが、やる気満々の杉山さんは、出勤し私の最終チェックを依頼して来た。

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今日の私は、朝からビッシリとスケジュールが入っており、体が空くのは午後の8時30分。

と言う事で、午後8時30分に技工室で最終チェック開始を約束。

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約束の8時30分、いろいろと議論しながらの最終修正開始。

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プレゼンの修正には限がない。

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ついつい熱が入り、時計を見ると午前2時。

こんなのはいつもの事である。

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毎月ではあるが、こんな時にいつも 澤裕一郎先生が舞い降りて来る。

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十数年前から澤先生のお力を借りて、10年連続学会発表を続けた時期があった。

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学会が近づくと、毎日の様に澤先生の元に駆けつけ、修正を依頼する。

澤先生は嫌な顔一つせず、夜遅くまで、時には朝方まで付き合ってくれた。

自分も発表するのに、よくやってくれたな~と今更ながら感心、いや感謝する。

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当時、良くも悪くも「妥協」という概念がなかった澤先生は、中々OKを出してくれなかった。

内容は勿論、スライドのフォントの大きさ、文字の色の見やすさ、写真の大きさ、トリミングに至るまで細かく指導をしてくれた。

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それが今でも私の脳裏に焼き付いており、院内勉強会のチェックの時は、澤先生になった気分でできる限り妥協は許さないように心掛けている。

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「一事が万事」

一つを妥協し始めると、診療にも及びかねないからだ。

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澤先生から学んだ 澤イズムである。