今日の夕食
昨晩、長男が「収容所」から一時帰宅を許された。
世間では「予備校」という洒落た言い方をしているが、そんないいもんではないと思っているので、私は「収容所」と呼んでいる。
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一時帰宅が許されたと言えば、これまた聞こえが良いが、所謂、先生方の年に一度のお休みである。
次男の収容所のお休みは、夏に約1週間あり、一時帰宅と言うか、強制帰宅となった。
先生だって、一週間くらいの休みは欲しいのだろう。
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さて、さて、今日の話題は夕飯。
晩の食卓に並んだのは、な・な・なんと・・・〝唐揚げ”。
かみさんとの二人生活では考えられないメニューである。
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そ～～、長男の大好物である。
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お腹にズッシリと溜まり、久しぶりに食・即・満腹中枢が刺激された。
唐揚げとは、私はビックリしたが、いつにない興奮振りを体全体で現したのが・・・・・・・そ～～ルパンである。
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唐揚げの匂いは、人間にだって堪らない。
ルパンは、人間の1,000倍の嗅覚を持つ犬である、そりゃ～～～堪らないだろう。
かみさんが唐揚げを揚げている間、ルパンは落ち着かない。
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しかし、ルパン、御免！
犬には駄目なニンニク、タマネギの下味が付いているのだ。
我々が全て食べ終わるまで、ルパンは、ちょっとでい～～からチョ～～ダイと暴れたが、これはあげるわけにはいかない。
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ルパンのためなのだ。
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隣の部屋に行き、暴れ出すルパン。
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ルパンの気持ちは良く分かる。
スーパーでお菓子を買ってもらえない子供が、駄々をこねているのと同じだ。
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「ルパン！散歩行くか！」
散歩から帰宅し、ルパンの気持ちは平常に戻った様だ。
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良かった、良かった。