第26回丸山塾
最終水曜日秒針が午後8時丁度に達した瞬間、丸山塾が始まる。
時間厳守は丸山塾の基本である。
塾訓、規約を定め、正式に丸山塾と命名してから早いもので今回で26回目となった。
まずは、与えられたテーマについての発表。
制限時間は1人5分。
丸山塾生は〝魂の5分” 〝渾身の5分” と呼んでいる。
気持ちを込めると、5分は十分な時間である。
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テーマは「CR(歯に詰める白い樹脂)の色合わせ」。
たかが色合わせとあなどる無かれ。
実に奥深いことが分かった。
明日からの臨床に生かしたい。
今日は、ユー(戸塚先生)が買って来てくれた、CoCo壱番の豚しゃぶカレーとシーザーサラダ。
飲み物は、マサ(時森先生)が用意してくれた脂肪の吸収を抑えるというフレーズが売りの黒ウーロン茶。
黒ウーロン茶って、結構なお値段するんですよね~~。
マサよ、ゴチになります。
丸山塾訓が印刷されたお揃いのカップで頂いた。
ライス300g、普段これだけの米を食べることはないので、お腹が一杯になった。
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さて、満腹の後は、読書感想。
ユーは「リピート」
9ヶ月月前に戻れるらしく、そんな時、人間は何をするか・・・・・・・・。
非常に面白そうで私も読みたくなったので、内容暴露はほどほどにしてもらった。
私に読みたいと思わせるプレゼンをするとは・・・・・・ユーの腕も上がったな~~。
マサは「死について考える」
母親を亡くし、気持ちの整理のために、また二児の父親として、人間の死とは、生とは・・・を考える良い機会になったのではないだろうか。
私は「鈴木敏文の統計心理学」
セブンイレブン社長の経営学書である。
セブンイレブンは、数あるコンビニの中で一番の売り上げを誇る〝No1コンビニ”である。
この本を読んで、その理由が分かった気がした。
業種は違えど、我々歯科医院経営にも大いに参考になる内容であった。
さて、最後はフリー演題。
症例報告、制限時間は〝魂の15分”
ユーは「歯牙移植症例報告」
抜歯した大臼歯部に上顎の親不知を移植した症例報告。
医療は診査・診断が命である。
今回は、CT診査を含め、十分な術前診査、術前診断を行い、サイズ的にもピッタリと予定通りに行えた事と、患者さんへの説明の仕方にも一工夫したことが良く分かる、渾身の15分発表であった。
最近、力を入れている矯正を併用した咬合を改善した2症例を発表してくれた。
これまた、診査・診断・治療方針と見どころ満載の発表であった。
ユーからの質問にも、丁寧に答えてくれた。
これまた〝魂の15分” であった。
症例発表と言っても、パワーポイントでプレゼンを作成するにはそれ相応の時間が掛かる。
丸山塾は毎月あるので大変ではあると思うが、発表している時の2人の目が輝いているのを見て、頼もしく思う。
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さて、最後は塾長である私の総括。
塾生の発表には開始時間と終了時間が決められているが、塾長の総括は「午後9時45分~」と開始時間しか書かれていない。
プロレスでも、前座から「15分一本勝負」「20分一本勝負」「30分一本勝負」と時間が長くなり、メインイベントでは「無制限一本勝負」となる。
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いつもの様に、気持ち良く語らせてもらった。
少しでも2人の歯科医師人生の参考になれば幸いである。