人間だもの
毎朝、起床するとトイレに行き、TANITAの体重測定器に乗る。
量った体重、体脂肪をトレーニング日誌に記録することから私の一日が始まる。
.
日々の食生活は、かのGACKTの食生活を知り、また南雲吉則の「空腹が人を健康にする」という本を読んでから、今までとはガラリと変えて来た。
.
基本、朝は(リンゴ+セロリ+人参+キュウイ+パイナップル+ブルーベリー+青汁+無脂肪牛乳+無脂肪ヨーグルト+オリーブオイル)ジュース。
昼は、キノコ炒め、野菜入り味噌汁。空腹であればご飯を少々食べる。
夜は、基本食べたい物を食べたいだけ食べる。
.
お蔭で、毎朝の計量は常に54キロ代をキープして来た。
カロリーはかなり意識している。
また、それが案外楽しいのだ。
.
しかし、今週はなんと56キロ代に突入してしまった。
.
3月4日の駿府マラソンで今年の目標であった100分切りが達成できたことで、日々の運動、食生活を含めた日々の緊張感が途切れてしまった様だ。
.
全ての根源は酒である。
.
元々食い意地が張った方ではないので、一食くらい抜いても正直、そんなに苦にならない。
しかし、それはシラフの時限定である。
.
一度、アルコールが体内に侵入すると、節度が、理性が、緊張感が、全てのスイッチがOFFになってしまうのだ。
ブレーカーが飛んでしまうのだ。
.
今日は缶ビール一本にしよう!
いつも、そう決めて晩酌や寝酒を始める。
.
しかし未だかつて、一本で済んだ試しがない。
.
酒には滅法弱いのだ。
典型的な酒に飲まれるタイプである。
.
それで強ければ良いが、弱いので翌朝、いつも胃がもたれて後悔する始末である。
.
今日も朝8時から町内の川払い、そして午後4時から町内会館で懇親会があった。
懇親会はアルコールが入るので、そこでのカロリー補給を考慮し、昼飯を抜き、さらに20キロのランニングをし、それなりにカロリーコントロールをして懇親会に臨んだ。
.
1人1人に折詰された弁当、刺身にお寿司、一人3パックが振る舞われた。
それを肴に一杯会である。
.
普段の夕食に比べかなり多い量である。
お弁当と刺身を食べて、折詰のお寿司は持ち帰る方が多い。
.
かみさんに早速、「夕食は要らない。」とメールを打つ。
.
「かんぱ~~い!」
ビールが体内に侵入する。
.
満腹中枢のブレーカーが飛ぶ。
3パックを一気に完食。
.
携帯を取り出し、かみさんに「やっぱり、夕食食べる。」とメール。
.
帰宅後、缶ビールをカシャっと開け、晩酌しながら家族と同量の夕食を食べる。
.
まだ物足りない。
.
ワインを片手にチーズ、クラッカーにチョコレート。
節操がない。
止まらない。
.
そんな無様な姿を見続けて約20年。
かみさんは私がアルコールを飲むのを駄目とは言わないが、あまり歓迎しなくなった。
.
酒は飲んでも飲まれるな!
私には、誠に身に染みるお言葉である。
.
今もなお残っている言葉だから、多くの先人にも、きっと身に染みるお言葉だったのだろう。
.
人間だもの。
.
空気抜きってことで堪忍!