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2010年5月 7日 (金)

第1回エビデンス勉強会

こんばんは、院長の丸山誠二です。

「Evidence  Based  Dentistry」 という言葉がある。

訳すと 「科学的根拠に基づいた歯科医療」 となる。

なんか難しく聞こえるが、要は実験、統計や調査から明らかになったことである。

所謂、学術論文である。

歯周病で有名な弘岡秀明先生が歯周病治療における日常臨床に役立つ論文を241チョイスし14のセクションに区分し2冊の本に分かり易くまとめてくれた。

それが Collected Evidence (コレクテッド・エビデンス) vol.1、vol.2 である。

そこで、今日から有志で毎週金曜日診療後に 「エビデンス勉強会」 なるものを開催することにした。

今日は第1回目ということもあり、衛生士5人、コーディネーター2人、歯科医師3名の計10人が参加してくれた。

栄えある第1回目の解説者は モッチーこと望月先生だ。

望月先生は4つの論文を分かりやすく解説してくれた。

論文には、「前向き研究」「後ろ向き研究」「感度」「特異度」「有意差」と言った独特の表現があり最初はとっつきにくいが、内容は大変勉強になることばかりである。

全部で241論文、今日4つやったので残り237論文。

毎週金曜日にコツコツやっていこうと思う。

ローマは一日にして成らず である。

もしかしたら、1年後はスタッフ全員が黒縁の牛乳瓶の底の様な丸いメガネをかけているかも知れない。

「何事も知らないより知っている方が良い。」

数年前、IPソリューション三共歯科の澤裕一郎先生から教えてもらった言葉である。

その言葉をそのまま、本日スタッフに伝えた。P1050230 P1050225