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2016年5月17日 (火)

第3回症例発表会

今年の3月から第三火曜日の午後1時から、有志で症例発表会を開催することになった。

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今回で3回目である。

今日の演者は、予防専属衛生士の池田福佐代さん。

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2症例を発表してくれた。

一つは、インプラント患者さんのメインテナンスの勘所に関する症例。

もう一つは、癌の発見症例である。

胃癌、肺癌、大腸癌など・・・・・・は皆さんもご存じだと思うが、お口の中にも癌が出来るのである。

口の中に出来る癌を、口腔癌と言い、舌癌、舌と歯ぐきの間にできる口腔底癌、歯肉癌、頬粘膜癌、上顎にできる硬口蓋癌、口唇癌などがある。

〝歯科” と言う名称から、歯医者は歯だけを診る所と言うイメージがある方も多いと思うが、

我々は、歯だけでなく、顎関節、歯肉、粘膜、舌、歯槽骨など、お口の中全体を診ている。

ですので、個人的には〝口腔科” と標榜すべきではないかと思っている。

口腔癌の発生率は、そう高い物ではないが、お口の癌は、食べる器官だけあり厄介である。

しかし、他の癌同様、早期発見、早期治療が大原則である。

こういった勉強会を通じ、我々スタッフ全員が、しっかりとした診断能力・知識を持ち、患者さんのお役に立てる様にしていきたい。

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何事も、〝継続は力なり” 。

今後も、飽きずに諦めずに、この症例発表会を継続して行きたい。