丸山塾 ~塾長の役割~
最終水曜日19時30分になった瞬間に、男3人の大きな声が、スタッフルームの中をコダマする。
まずは、課題発表。
今月の課題は「バイオロジーと歩む 審美補綴:天然歯編」
戸塚先生(通称:ユー)、時森先生(通称:マサ)の順に発表し、最後に3人でディスカッション。
ユーは自身の患者さんの症例を交えながら発表をしてくれた。
課題発表の後は、夕食タイム。
今日は、私が用意。
まずは、40分ほど前に春キャベツ2/3玉をざく切りにし、大きなビニール袋にフジッコと一緒に入れて揉んで置いた。
これをすると容積が1/2以下になるので、大量のキャベツを摂取出来る。
そのキャベツを皿に、ぼっこりと盛り、
その上に、私お気に入りの〝濃い豆乳のおぼろ豆腐” を一個ボコッと乗せ・・・・
その上に、これまた私お気に入りの納豆 〝酒田納豆” をボコッと乗せ・・・
その上に、これまた私のお気に入りのキムチをドッサリと乗せ・・・・・
パプリカ、青ネギをトッピングして完成!
若い二人には申し訳ないが、私好みの晩御飯の出来上がり!
体に優しい夕食である。
炭水化物は無し。
これが、意外とボリュームがあるのだ。
と称賛の嵐であった。
塾長自ら作った食事なので、称賛する以外の選択肢は無い筈だが・・・・・・・・。
真意は、2人のみぞ知るである。
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食後のデザートは、これまた私愛食の〝健康たべる小魚”。
さて、小腹が一杯になった所で、読書感想。
今日は、3人とも同じ本。
〝五輪書(宮本武蔵) 鎌田茂雄訳注”
これは、多くの一部上場会社社長を始め、宇宙飛行士の毛利さんも 座右の書として紹介している。
多くある五輪書の中でも、この鎌田茂雄訳注の五輪書を薦めていたので、今月の課題図書とした。
おそらく、この書は、何回、いや何十回、いや何百回と読み込んで初めて、その真髄を理解できるのではないだろうか?
生活、人生、仕事、全てに通ずる書である。
勝負事に対する考え方には、非常に勉強になった。
さて、来月空手の県大会が控えている。
明日の空手の稽古で、生徒に、この五輪書の中のフレーズを幾つか紹介しようと思う。
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さて、次は、1人持ち時間15分のフリー演題。
まずはユーから。
幾つかの歯科医院を受診するも、主訴の改善に至らず当歯科医院を受診してくれた難症例患者さんの症例発表をしてくれた。
まだ、治療の途中であるが、3人で頭を捻りながら、治療方法、解決方法を模索した。
マサもまた、難症例の症例発表を動画を交えてしてくれた。
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こんな言い方は不謹慎かも知れないが、難症例は面白い。
難しいパズルを解くのに似ている。
臨床では、全く同じ症例は無いのだ。
同じ症状であっても、一人一人反応や口腔環境が異なるので、100人いれば100人違うのが臨床である。
だから難しく、だから面白い。
さて、最後は塾長総括。
五輪書となると、自然に総括も熱くなってしまう。
軍隊式に3人が直立不動の姿勢で、塾長総括をすることにした。
何事も一生懸命!
面白き事なき世の中を面白く!
・・・・・・こんな写真をアップすると、何と独裁なんだと誤解を受けると困るので・・・
私の名誉の為に、言い訳をさせてもらいたい。
「軍隊式の総括って面白くないっすか?」 と提案したのはマサである。
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塾生も〝面白き事なき世の中を面白く!” を理解してくれているのは、塾長の教育の賜物であろう!?
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さて、総括後は、ユーと眞野先生にプレゼントした〝にんにく玉” をマサにもプレゼント。
「僕貰ってない!」って言われる前に・・・・・・・・・。
さらに、私の塾長総括を直立不動で聞いてくれたお礼のしるしに、子供も安心して食べられる 塩、参加防止剤を一切使用していない〝健康たべる小魚”。をプレゼント。
塾生の診療内容の指南は勿論、人生の教訓の指南、さらには塾生の健康管理の指南までが塾長の役割であると考えている。
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丸山塾は、月に一回の人生修行の場であると認識してくれれば、それで良い。