寒稽古
一年の計は元旦にあり。
元旦と言えば、やはり寒稽古であろう。
朝5時50分に役場前集合。
檪村惠之助師範のお言葉を頂き、5時56分に吉永海岸に向かい出発。
今日は、風も無く体感温度は高い方だ。
早朝と寒さで、皆、ご覧の通り楽しそうな表情。
気持ちは、痛いほど分かる。
6時33分、吉永海岸に到着。
穏やかな朝である。
今日の予想日の出時間は6時52分。
6時46分に裸足になり、整列。
6時52分になっても、雲に隠れ太陽が出てこない。
足の感覚がおかしくなり、ソワソワし始める生徒に喝!
「コラ~~!これくらいで動くな!寒いと思うから寒いんじゃ!」
鍛えている私は、寒いとは感じなかった。
痛く感じた。寒さの向こうは、痛さがあるのだ。
さて、少しずつ、太陽が雲の間から姿を出し始めた。
「合掌~~~!」
全員が合掌しながら、今年の抱負を心の中で誓う。
今日は、恵空館道場の池谷顧問が挨拶に来てくれた。
数年前までは、裸足で稽古をしていたが、足の感覚がなくなり稽古にならないので、靴OKにした。
ついで、形稽古。
最後は、約束組手稽古を行い
集合写真撮影。
今日は、丸山塾生の時森先生と戸塚先生が自ら志願し、寒稽古参加。
戸塚先生は、初参加。
早朝海岸での裸足の身が引き締まる体験は、格別だったのではないだろうか。
来年の事を言うと鬼が笑うと言うが、来年も時森先生と戸塚先生は、参加しそうな予感がする。
だって、非日常の快感を覚えてしまったのだから。
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最後に、お互いの名誉の為に確認しておきたい事項がある。
時森先生も戸塚先生も自らの意志で参加したと言うことを。
塾長の圧力でとかは一切ないと言う事を。
だって、お二人とも大事なご家庭があるのだから。
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しかし、寒稽古は、稽古と言うより、修行と言うべきだと思う。