桧峠挑戦
先日CUBEの化け物連中、さらに患者さんのNさんに教えてもらった「桧峠」に挑戦することにした。
皆さんは口を揃えて、壁だと表現したが、CUBEのSちゃんだけは、桧峠は単なるコブだと言っていた。
どちらの表現が適切か、壁かコブか、自らの足で検証することにした。
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ネットで場所を確認。
TTバイクでは危ないというアドバイスを頂いたので、ロードバイクを整備して、いざスタート。
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81号を進むと、215号の看板を発見。
ここだ。
ついに、この時が来た。
ドキドキ、ウキウキ、興味津々である。
暫く進むと、20%勾配を示す看板。
いよいよである。
右側を見ると、この傾斜である。
まさに20%。
上り口に、ここから300m徐行の看板。
徐行ってか?
どう考えても徐行しか出来そうにない。
取り敢えず300m頑張れば、少し傾斜が楽になるのかな?
よ~~し、たかが300mだ、気合いで行くぞ!!
間もなく、徐々に徐行どころか、前に進まなくなってしまった。
そして、頑張ったが、100mくらいで完全に停止。
やばい!
急いで、クリートを外そうとしたが、外れない。
このままでは下に転げ落ちてしまう。
ブレーキをかけバランスを取ろうとするが、ついにそのバランスにも限界が来た。
冷や汗が出た。
そのまま左側に転倒。
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この傾斜での再度乗ることは私の筋力では危険である。
怪我したら、元も子も無い。
悔しいが、本当に本当に本当に悔しいが、傾斜が緩くなる所まで無念の手押し。
屈辱の手押し。
暫く手押しすると、右側へのちょっとした農道を発見。
そこに自転車を置き、そこからリスタート。
再度挑戦。
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斜度は、相変わらず私の脚力には厳しい物だったが、最初の斜度に比べれば多少緩やかな気がする。
気合いを入れて・・・・・・・・・。
暫く頑張ったが、またしても、スピードが落ち、二度目の横転。
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またまた、横の道を探し、三度目の挑戦。
今度は、三度目なので、策を練った。
斜度を緩くするため、蛇行しながら上る作戦を立てた。
策が功を奏し、そこからは、何とか順調に進んだ。
何とか、押すことなく登頂に成功し、Sちゃんに、「確かにコブっちゃ~~コブっすね~。」
と強がり発言をするつもりであったが、手押し+二度の転倒では・・・・・・・・・・・・・・。
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すっかり自信喪失・・・・・。
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上ったは良いが、この斜度を上ったという事は、この斜度を下るという事である。
滅茶苦茶怖い。
終始ブレーキをかけているので、握力が無くなって来た。
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ガッ・ガッ・ガッ・っと上って、一気に急降下するジェットコースターそのものである。
桧峠はヤバい。
前に回ってしまうんじゃないかと不安になるほどの斜度である。
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Sちゃん、Hさん、Nさん・・・・・・・・・・・・
桧峠は、ヤバイっっす。
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悔しいけど、無理でした。
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私の前に立ちはだかったのは、コブではなく、壁でもなく、危険な激坂だったっす。
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桧峠を単なるコブと表現したSちゃんを以ってしても〝壁”だと表現させる「浜石岳」はどんなんだろう???