EMS 物は使いよう
今朝、目覚めると雨が上がっていた。
ビッグチャンスである。
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梅雨の時期のバイク練習には、頭を痛める。
計画はあるものの、雨が上がれば、バイク練習に変更する。
梅雨時期の鉄則である。
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ランの予定を変更して、急いでバイクの装備をしてリバティーへ向かった。
早朝にも拘らず、同じく、雨上がりを待っていた人だろうか、いつもより自転車を楽しむ方が多かった。
皆、考えることは同じである。
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久しぶりのバイク、嬉しくて、また次はいつになるか分からない外でのバイク練習、ついつい力が入ってしまい、20キロタイムトライアルを計画。
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結果は惨憺たるものであった。
全くスピードが出ない。
昨年の同時期の20キロタイムを見ても、かなり劣っているではないか。
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大井川トライアスロンまで、あと11日。
北海道アイアンマンレースまで、あと46日。
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当然、照準はアイアンマンに合わせている。
大井川トライアスロンは、その通過点として、アイアンマンの5週間前の強い筋肉への刺激と位置付けている。
とは言うものの、どうせ出るなら、ベストコンディションで臨みたいと思うのは人間の心理であろう。
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私には、もう一つ、やっておかねばならない事がある。
Y川さんとの因縁の対決である。
Y川さんは、何とも思っていないと思うが、私が一方的にライバル視しているだけなのだが・・・・・。
一昨年の大井川トライアスロン、昨年の静岡マラソン、昨年の浜当目スイムラン練習会、昨年の大井川トライアスロン。
4戦しているが、4戦4敗、つまり全敗である。
しかも、全てがかなりの接戦での最後の最後のデッドヒートでの敗戦である。
根性負けである。
最も悔しさの残る負け方、私の最も嫌いな負け方、最もダメージの大きい負け方である。
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あと一歩及ばず・・・・・・・。
大きな大きな一歩である。
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彼は20代、私は50代としての出場。
彼はこれからまだまだ伸びる年齢、私は悲しいかな下降する年齢だ。
それを考えると、今年がラストチャンスかも知れない・・・・・。
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しかし、オーバートレーニングだろうか、練習後のケア不足だろうか、体中が悲鳴を上げ始めている。
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昼休み、ティップネスでスイムする予定であったが、腰の痛みが強く、迷った。
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迷った時は、いつも冷静なかみさんに聞くことにしている。
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「腰が結構痛いんだけどさ~、ティップネスでスイム行こうと思うんだけど、止めた方がい~~かな~~?」
「来月、本番何だから、無理は駄目だよ。ここで無理したら、ボロボロの状態で本番を迎えるという最悪の事態になるよ。家でストレッチすれば・・・。」
妙に説得力のあるご意見。
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練習しないと不安になってしまう変な思考になって来ているのが自分でも分かる。
年と自分の筋力も考えなくてはならない。
頭では分かっているのだが・・・・・・・・・・。
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・・・・という訳で、今日の昼休みは、納戸の奥から、EMSを引っ張り出して来た。
これは今から10年ほど前に買っただろうか、暫く眠っていた物だ。
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電気の刺激で、着けているだけで、腹筋、背筋などの筋力トレーニング効果があると言う機器である。
これはい~~、TVを見ながらにして、腹筋が割れるのなんて何と便利な機器なんだ!と、飛び付いて購入したのを覚えている。
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使用してみると、確かに、その効果は実感できる。
腹筋に着けているだけで、腹筋の筋肉痛が発生するのだ。
歌い文句は嘘ではないのは分かる。
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ただ、ただ、ただ・・・・・・・・・・・滅茶苦茶痛いのだ。
推奨の20mAは愚か5mAでも、その電気刺激は私にとっては強烈である。
電器刺激がある度に、体がピクッ!ピクッ!っとなり、腹筋に力が入ってしまう。
TVなんて見て居られる状態ではない。
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電気刺激による腹筋の収縮と、その痛さに耐えるための自力での腹筋収縮、相乗効果で強烈な腹筋痛が現れる。
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自力での腹筋の方がよほど簡単だという結論に達し、納戸で眠っていたという訳だ。
しかし、今日は弱い刺激を腰のマッサージとして利用できないかと考えたのだ。
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早速、パットを腰に着け、5mAの電気刺激開始。
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結果はGood Job!
とても気持ちよ~~~ございました。
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45分間、心地良い刺激で、熟睡してしまった程だ。
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物は使いようである。