「先勝」の日のサイン
今日は「先勝」。
ネットで調べてみると・・・・・・・・
①六輝の一つ、「先んずればすなわち勝つ」の意味。
②何事も急いで早く行うと幸運が舞い込む日。
③午前中が吉、午後は凶とされており、別名、「速喜」「即吉」。
とあった。
.
な・る・ほ・ど!
.
総務部スタッフにお願いし、診療中であったが、急いで郵便局で2万円の収入印紙2枚を買いに行ってもらった。
院長室には、分厚い書類が4冊。
ここぞという時に出てくるモンブランのネーム入り万年筆。
.
思い起こせば、今から約10年前。
今の自宅兼診療所を建築する時の契約書のサイン用にと購入した。
多額の借金を背負っての建築である。一世一代の大勝負とばかりに、気合いが入り、サイン
も気合いを入れて・・・・と考えて、記念にと無理して購入したのを、今でもはっきりと覚えている。
.
インクOK、前日に何回も、この万年筆で練習し、本番の契約に気合いを入れて臨んだのも、はっきりと覚えている。
さて、説明を受け、契約書にサインを求められ、おもむろに万年筆を出すと、先方から止められ、
「3枚複写式なので、万年筆では筆圧が弱いため、このボールペンで書いて下さい。」
と普通のボールペンを渡され、普通のボールペンでサインしたのも、今でも、はっきりと鮮明に覚えている。
忘れろと言われても忘れる事が出来ない出来事である。
痴呆症になっても、このことは忘れないかも知れない。
.
さて、今日は、丸山歯科医院の4回目となる増改築の契約書のサインである。
.
今回の契約書は、複写式ではないため、パーカーの万年筆でのサインとなった。
ついに出番が来たと、ホッとしているだろう。
まずは、私がサイン。
何事も急いで早く行うと幸運が舞い込む日である。
急いでサイン。
何回しても、契約書へのサインする時は、身がギュッと引き締まる。
心臓もギュ~~~っと圧迫される。
.
もうすぐ50歳になる老夫婦?が大丈夫か?と思われるかも知れないが、気持ちはまだ45歳くらいだから大丈夫だと自分に言い聞かせている。
.
今回の増築は総床面積約70坪の2階建てである。
丸山歯科医院の考える理想の診療環境の実現のための増築である。
どうせ仕事をするなら、夢を追ってしたいもんである。
.
何があっても、命までは取られまい。
.
これで、い~~~のだ。