« 確定申告の会計報告 | メイン | 小さな事ではあるが、大きな幸せ »

2015年3月10日 (火)

ようやく停戦

これ程長いと感じた一年は、子供の時以来である。

長かった。

我が家の戦争が、ようやく終わった。

一年前、兵隊として二人の息子を、東京という名の戦場に送り出し、受験という名の戦争を息子なりに戦って来た。

結婚してから、これほど、かみさんのタメ息を聞いた一年はなかった。

受験という名の戦争は、家族をも巻き込む戦争なのだろうか?

能天気に、走ったり、泳いだり、こいだりしている私は例外なのだろうか?

いや、いや、走ったり、泳いだり、こいだりして、ストレスを発散していたのだ。

私なりのタメ息?と理解してもらえれば、私の人間性が疑われずに済むかな・・・・・・・・。

しかし、この一年を振り返り、息子も成長したし、親である私とかみさんも成長した。

いろんな意味で・・・・・・。

世の中の厳しさも知ったし、優しさも知ったし、自分の思い通りにはなかなかならない・・・・・・・・・いろいろな事を学んだ。

人生、嬉しい事も、悲しい事も、全て勉強である。

私としては、歯科医師という後継ぎが途絶えたことは、誠に遺憾であるが、男たるもの、自分の行く道は自分で切り開くのもよかろう!

何はともあれ、停戦が確定し、昼休み、大きく一つ深呼吸をして、布団をかぶって、うたた寝に入るかみさんを見た。

人生80年とすると、息子にとっては、80キロのウルトラマラソンで言う19キロ地点である。

マラソンの本領が発揮されるのは、言うまでもなく、これからである。