丸山歯科医院の金曜晩と言えば・・・・・・
毎週金曜日はエビデンス勉強会。
診療後なので、有志による勉強会としている。
花金なので、用事があり直ぐに帰るスタッフも多い。
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しかし、何事も節操は大事であると私は考えている。
午後の診療は6時30分まで。
その20分後、つまり6時50分に開始できなければ延期としている。
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今日は6時48分に開始できた。
時間の制約があった方が、人間は無駄のない効率的な行動ができるのではないだろうか。
今日の解説者は9番の個室で予防専属歯科衛生士をしてくれている杉本和香奈さん。
テーマは、「インプラント体の表面性状と表面構造をどう考えるかーチタンとフッ素の関係ー」
東京での講習会で学んで来たことを解説してくれた。
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何事も裏と表がある。
同じ物でも見る角度により全く違ってくる。
医療も、見方により、いろいろな考え方ができる。
いろいろな角度から、またいろいろな研究者、臨床家の意見を勉強し、ある特定の先生の意見に偏重することなく、常に冷静な判断をしなければならないと思っている。
今日のテーマも、いろいろと議論すべき点があり、検討の余地ありと判断された。
検討の結果は、近日中にHP上でアップする予定である。
さて、その後は、恒例の金曜の医局勉強会。
今日の担当は私である。
いつもは一つのテーマとしているが、欲張りな院長の特権で、二つのテーマを行った。
一つ目は「オーダーメイドの審美修復」
歯科材料の進歩は著しく、しっかりと整理すべきと考えた。
第二のテーマは「ナナシクラスプ」
クラスプとは、入れ歯の針金である。
これまた、非常に奥が深い。
100人いれば、クラスプの設計は100通りになると言っても過言ではない。
それだけ奥深く、それだけ難しい。
逆に、それだけ面白く、それだけ勉強し甲斐があるという事だ。
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超高齢化社会が待ち受けている今後の世の中、非常に有用であり、避けては通れない事である。
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大変、勉強になった。