恒例の儀式
食卓横に備え付けのテーブルがある。
家を建てる時、かみさんが台所仕事をしている間、息子を監視出来る様にと、息子の勉強机として作ったテーブルだ。
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しかし、一度も、ここで勉強している息子を見たことが無い。
そんなもんであろう。
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今は、私の酒の陳列テーブルと化している。
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決して強くはないが、酒が大好きな私。
並んでいるのを見ているだけで、幸せな気持ちになる。
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しかし、年に何回か、視界から消すことがある。
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今日は、その儀式を行う日である。
見ると、飲みたくなってしまうので、納戸にしまう作業である。
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カゴに入れていると、何、何、何?と興味津々なルパン。
二つのカゴにしまい、作業完了。
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以前は大会の1週間前から禁酒を断行していたが、最近は2週間前からにしている。
それだけ、体重のコントロールをするのに時間を要するようになってきたのだ。
年をとったという事だろう。
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今回は、例年より練習の質が低いので、記録を狙うのは難しいが、そんな状況で、どれだけ出来るか試してみたいし、楽しんで走りたいと思っている。
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という訳で、今回は、そこまでする必要はないのだが、意志の弱い私である、これを止めてしまうと、全てが崩れてしまいそうで怖いのだ。
私なりの儀式である。
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これにより、スイッチが入り、身が引きしまるのだ。
追い込んだ練習をした訳ではないが、メリハリのある生活を自分なりに楽しんでいる。
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子供の〝おままごと” みたいなもんである。
言ってみれば、〝アスリートごっこ” だ。
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「面白きなき世の中を面白く!」
私の好きな言葉である。