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2015年2月 8日 (日)

第65回富士宮駅伝競走大会

朝7時40分富士宮歯科医師会館駐車場に、桑原歯科医院Aチームの6名、同じくBチームの6名、計12名が元気な姿で集結。

内8名が九州歯科大学OBである。

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桑原総監督(桑原歯科医院院長)が毎年、その時の想いを籠めたカラーのTシャツに、これまた想いを籠めた言葉をプリントし選手全員にプレゼントしてくれる。

その想いのこもったTシャツが即ち桑原歯科医院チームのユニフォームである。。

総監督から配られたゼッケンを付け、まずは集合写真。

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さて、富士宮駅伝は、大変歴史あるレベルの高い大会である。

富士宮市役所をスタートし白糸の滝まで上り、白糸の滝から富士宮市役所まで降りてくる、

全長32.8キロを6区間で走るコースである。

私は、桑原歯科医院Bチーム4区を任された。

下りの6.8キロである。

富士宮駅伝のデビューもこの4区であった。

その時の記録を見ると、28分40秒(4分13秒/キロ)とあったので、今回は4分/キロを目指す。

区間順位は239人÷2で120位が目標。

これは、かなり高いハードルであるが、目標は高く・・・・・・。

バスで4区の出発地点である白糸の滝の駐車場に向かう。

バスを降りると、生憎の雨。

山の上だけあり、さぶ~~~。

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「トップランナーが3区をスタートしましたので、選手はスタート地点に集合して下さい!」

というアナウンスが耳に届いた。

マジか?

この雨の中を・・・・・・。

Aチーム4区の滋賀県大津市で開業されている中川先生と、ブルブル震えながら雨のスタート地点へ重い足取りで向かう。

トップチーム到着から15分後に繰り上げスタートと決まっている。

今まで、襷がつながった事が一度もないという実績を残しているので、最初から繰り上げスタート用のピンクの襷をもらっておいた。

「2分後の繰り上げスタートしま~~す。」のアナウンス。

今回は239チームが参加。

おそらく、半分以上が繰り上げスタートだろうか、ピンクの襷を掛けた集団がどっと集まって来た。

やる気スイッチが入っているので、もう寒さは感じない。

雨も気にならない。

途中、雪が降ってきた時には、さすがに肌寒さを感じたが、これはオイシイぞ、と思えた。(あくまで、ブログネタとして・・・・・)

GARMINの時計で速度を確認しようとしたが、雨でメガネが濡れて、画面の文字が全く見えない。

時々、メガネを上に上げて確認、あとは己の感覚を頼りに走る。

しかし、大会は皆で走るので、だいたい自分と同じペースの人と並走していれば問題はない。

さて、ラスト1キロ地点で、100M程前方に前の集団から遅れて1人で走っている選手が見えた。

あと1キロだ、この選手を追い抜いてゴールだ心に決め、ラストスパート開始。

残り300Mの所で、ようやく追いつき追い抜いた。

その時、沿道のおじさんから大きな声で檄が飛んだ。

「あとちょっとだ、頑張れ、あと5人抜かせ!」

あと5人って、あと300Mしか無いのに100Mも前にいるぞ・・・・・そりゃ~~~無理だ。

しかし、20人程の集団なので、追いつけば、順位の大幅アップが見込める。

更にスピードをアップさせたが、向こうも同じだ。

前方には、5区の九州歯科大学同期生の政井先生が片手を上げて待っている姿が目に入った。

仲間の姿に、元気が出てきた。

しかし、差を詰めることは出来ず、そのままの状態で、襷を渡した。

結果は、26分23秒(3分51秒/キロ)。

ゴール後、得意の自分撮り。

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沿道で、数人の方から、「桑原チーム頑張れ!」の声援を頂いた。

走る前のミーティングで総監督から

「この駅伝の趣旨は、分かっているな。あくまで、桑原歯科医院の宣伝活動だぞ。くれぐれも、その趣旨を履き違えないように・・・・。

沿道の声援には、笑顔で応える事、い~~~な!」

と言われた事は、頭に置いて走ったつもりだ。

桑原歯科医院のゼッケンをしているので、私なりに苦しいなりの笑顔で片手を上げて応えさせては頂いた。

桑原先生、これで勘弁してください。

___3

ゴール後、全員で、いつものように 富士山 天母の湯 へ。

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走った後のお風呂は、最高である。

気持ちい~~~~~~!

さて、ここから、メインイベントの大宴会。

宴会場は桑原歯科医院近くの、酔月。

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朝6時30分に朝食を食べたっきり何も口にしていない。

時計を見ると午後4時。

お腹はペコペコである。

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午後4時、大宴会のスタート。

生ビールを3杯ほど飲み、喉の渇きが癒えた所で、桑原先生御提供の赤ワイン6本、桑原先生と同期の川辺先生ご提供の日本酒3升のお時間。

さて、桑原総監督は御年60歳、還暦である。

という訳で、還暦の定番、

赤チャンのプレゼント。

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早速、開けて着てくれた。

その後は、数台のカメラを前に、いろいろなポージングを披露してくれた。

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同期の川辺先生も還暦と言うことで、川辺先生が赤いチャンチャンコを着て記念写真。

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さて、さて午後5時、ほろ酔い時に、恒例のあみだくじ。

今日の駅伝の結果表を自腹のタクシーで富士宮市役所まで取りに行く福男を決める あみだくじ。

今回の福男は・・・・・・・・・、鈴木勇さん。

勇さんは私と同じ昭和40年生まれである。

昨年は、フルマラソン2時間51分の好記録をマークし、48歳の部で日本ランキング入りしたツワモノである。

あみだくじの紙を片手に、ハイ、ポーズ!

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暫くして、勇さんが戻って来た。

運命の結果発表・・・・・・・。

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桑原歯科医院の勤務医である木ノ内先生が発表することになった。

4区と6区で二つの繰り上げスタートをしているので、結果は全くわからないのだ。

「では、発表させて頂きます。

総合成績、239チーム中、

桑原歯科医院Aチーム・・・・・・・・・・・・・・229位」

お~~~~~~!

いろんな意味がこめられたどよめきで、宴会場が異様な盛り上がりをみせる。

「続いて、桑原歯科医院Bチーム・・・・・・・・・・・203位。」

おぉぉ~~~~~~~!

「続いて、個人成績発表に行きます。・・・・・・・・・・・」

言うまでもなく、個人成績最高位は、年代別日本ランカーで福男の勇さんの100位。

前日に35キロを走ってきて~~の、この成績、流石である。

ちなみに私は、4区239人中125位。

目標の120位まで、あと5人。

あと5人・・・・あと5人?

あと5人?

「あとちょっとだ、頑張れ、あと5人抜かせ!」

沿道のおじさんの声が、蘇った。

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個人成績発表の後、皆の目の色が変わった。

遊びの大会とは言え、皆、負けず嫌いな勝負師である。

ワインも日本酒もアッという間に空である。

血中アルコール濃度も、い~~感じになって来て、ライバルの対決が決定。

一先生VS川口さん の決闘である。

桑原総監督の立ち会いの下、来年の富士宮駅伝での同区間決戦が決定した。

どの区間になるかは、分からないが、来年が楽しみである。

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富士宮にユーを連れて来たのは、駅伝を楽しむ為ではない。

カリスマとは?

男気とは?

リーダーとは?

大将とは?

桑原総監督が、何を想い、何を感じ、何を考え、何処を見て、何処を見据えて、どんな行動をとっているのか・・・・・・・・・・・を感じて欲しい。

ユーには丸山歯科医院の幹部候補生として大きな期待をしているので、多くの物を吸収してくれればと思っている。

自分に足りない物を、補足できれば、ユーも立派なリーダーとなってくれるだろう。

さて、二次会は、カラオケ・・・・・・・。

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帰りの新幹線の時間もあるので、8時過ぎにお開きとなった。

しかし、今回も、ホテルの予約、風呂の送迎、大宴会の手配、さらには手土産まで、何から何までの、まさに〝お・も・て・な・し” 。

全て桑原先生のポケットマネーである。

しかし、今日は、滅茶苦茶食べ、滅茶苦茶飲みました。

みな、ベロベロになった。

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一先生、勇さん、ユーと私の4人で、タクシーで新富士まで。

酒が強い勇さんも、いつになく酔っている様だった。

旨い食事に、美味しい酒、仕方があるまい。

その後の勇さんの行方は・・・・・・・・・・・・・・・・。