最後の0の日
組長の仕事も3月31日まで、あと僅かである。
その一つに ”0の日の旗振り” がある。
0の日とは、10日、20日、30日と0がつく日の朝、小学生の登校時間、だいたい7時から7時20分くらいまで、横断歩道で交通事故0を目指して旗振りをすることを指す。
二班に別れ、行っているので、我が班は今日で、最後の旗振りとなった。
思い起こせば、一回だけ、飲み過ぎて、目覚ましをかけていたが気付かず、携帯が鳴ったので、誰だ~こんなに朝早くから、も~~~と画面を見ると、町内会長の名前であり、ヤベ~~~今日は0の日だったと、頭の毛がボサボサのまま慌てて家を出たことがあった。
それからは、反省して、前日は禁酒を厳守している。
昨晩も禁酒により、今日はちゃんと自分で起きられた。
一つ一つ、組長の仕事が終わって行く。
1年は案外、アッという間である。
嬉しい気持ち、ホッとした気持ち、ちょっと寂しい気持ち、また一つ年を取ってしまったという侘しい気持ち・・・・・・・・、いろいろな感情が湧いてきた。
陰があれば陽がある、裏があれば表がある。
何事も、良い事ばかりではなさそうだ。
ということは・・・・・、悪いことばかりでもなさそうである。