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2014年2月19日 (水)

1本のズルに賭ける

昨晩のこと。

 

午後8時15分からティップネス藤枝でチャレンジスイム1500に参加。

 

だいたい各コース5~7人で、3コースを使い行っている。

ティップネスのプールは7コースあり、第7コースが初心者、第6コースが中級者、第5コースは上級者と言う風に3つのグループに分かれて練習を行う。

 

泳ぐ距離は同じだが、10秒間隔で次から次へと泳いで行くので、ほぼ同じスピード、もしくは後発の方に抜かれないスピードで泳がないと後ろの人に迷惑を掛けてしまうのだ。

 

当然、私は初心者の第7コース。

 

参加者は、男性が多く、上半身の筋肉量は十分であるが、中には細身の女性も居る。

 

今日は、50Mを14本、25Mを25本。

同じ距離でも、早く泳いだり(ハードと呼んでいる)、ゆっくり泳いだり(イージー)、徐々にスピード上げて泳いだり(ビルドアップ)と変化があり、その都度インストラクターから指示がでる。

 

スタートは同じなので、横のコースの方とは計39本、同時スタートである。

今日の横のコースは、細身の女性。

女性とは言え、中級者~上級者の方なので、まともに勝負したら、何本やっても勝てる筈はない。

しかし、ずるいが少しフライングして、その1本に賭け、1本だけ全力で泳げば、勝つとは言わないまでも、あと一歩、もう少しくらいはあってもよかろ~~と思うのだが、それがなかなか出来ない。

 

インチキではあるが、徐々にスピードを上げるビルドアップの練習時、スタートはフライング、そして最初から全力で泳いじゃえば、良い勝負ができるかもと思った。

体力的に1本に賭けてみることにした。。

39本分の1本。

 

今日の50M、14本中12本はビルドアップ、その中の一本に絞った。

 

あとは、ど~~なってもい~~という気持ちでの全力泳。

 

大人気ないインチキではあるが、一矢くらいは報いたいのだ。

”神様、39本中の1本だけ、ズルを許して下さい!”

 

インストラクターの口が開いた。

「スタート10秒前・・・・・・5秒前・・・・・・・・はい」

 

”はい” の時には、私はキックを終え、既に体一個分のリード。

自分でもズリ~~~と思うが、1本だけお許しを・・・・・・・・。

 

ビルドアップなので、25Mまでは、相手はゆっくり、後半はペースアップして来るので、勝負は後半15Mか?

25Mプールの半分の12.5M地点では、フライング、最初から全力とWインチキしているので、当然だが私がリード。

よしよし、順調、順調。

20M過ぎ、横を見ると、相手の姿が見えない。

前方を見ると、な・な・なんと、相手は既にターンをしている最中であった。

 

どんなにずるい手を使っても、前半25Mももたなかった。

全く歯が立たない。

マジか?

 

本当に人間か?

もしかして、魚なんじゃね~~の?

 ヒレとか、フィンとかついてね~~よな~~~。

 

ゴールして横を見ると、平気な顔をしている。

私は、息がぜ~~ぜ~~しているというのに・・・・・・・。

 

何が違うのか??

私は、腕の筋肉も、足の筋肉もパンパンである。

 

練習、終了後、上級者コースで泳いでいる知人のSさんに、何故私は遅いのか、何が悪いのか、聞いてみた。

 

すると、Mさんと二人で私の泳ぎを見てくれると言う。

何ともありがたい。

 

お言葉に甘えて、今の自分の最高の泳ぎを披露し、見てもらった。

手の入水、腕の振り、手の伸ばし方、呼吸のタイミング、顔の位置などの悪い所を指摘してくれた。

 

な・る・ほ・ど、フムフム・・・・・・。

 

手の入水角度はこ~~か、そして腕の振りはこ~~して、手の伸ばし方はこ~~して、呼吸のタイミングはこ~~、顔の位置はここで、息する時は後ろを向き過ぎているから真横を向いて・・・・。

 

???????もしかして、これって全部じゃん。

全部指摘されたってこと?

何一つ、い~~所がなかったってこと?

 

マジっすか。

 

今まで、自分が信じて泳いでいた泳法の全挙動がダメだったってことだった。

 

自分の頭の中では、指摘されたようなイメージで泳いでいたため、出来ているつもりであったが、何一つできていなかったことが判明した。

 

でも、全部が駄目だったということが分かっただけで今日は大収穫であった。

Sさん、Mさん、本当にありがとうございました。

 

頭で分かっても体が動かなければ意味がない。

練習あるのみだ・・・・・。