寒稽古
明けましておめでとうございます。
今年も丸山歯科医院を宜しくお願い致します。
さて、私の一年は、寒稽古で始まる。
5時に起床。
毎年の恒例である。
昨晩の残りの年越しそばを温め、胃袋に入れる。
洗面所の行き、髪の毛を整え、道着に着替える。
ホットコーヒーで目を覚まし、5時40分に自宅を出発。
5時48分、集合場所の大井川町舎に到着。
今年は小学校1年生から高校生までの少年の部の生徒32名とその父兄、そして一般の部9名が参加。
寒さで身が引き締まる寒稽古、一年のスタートにふさわしい行事である。
5時55分、檪村惠之助師範の挨拶から始まり、5時58分吉永海岸に向かって出発。
辺は真っ暗。
小学生も中学年くらいになると、喋りながらそれなりに楽しそうに歩くが、小学校1、2年生は何事が起こっているのか理解できていないのか、それとも眠くて寒くて暗くて頭が働かないのか、真顔でかつ全くの無口である。
ま~~~これもまた修行である。
35分程歩くと、目的地である吉永海岸に到着。
前方に、多くの父兄が暖を作って待っていてくれている。
15分休憩し、6時50分、ジャンバー、手袋、靴、靴下を脱いで、道着のみに。
よ~~く冷やされた砂利の上は、何とも言えない感触、感覚である。
年に一度だけ味わうことが出来る、寒いを越えた痛い感覚。
師範をはじめ恵空館道場生全員が同時に行う寒稽古、否が応でも一体感が出てくる。
整列し、日の出と共に
「合唱~~~~!」
手を合わせ、暫く、願い事を・・・・・・・・・。
「なおれ!」
準備体操までは裸足で。
砂利や石があり、怪我が心配なのと、さすがに思いっきりできないので、ここからは靴を履いての稽古。
まずは全員で基本稽古。
その後は、演武。
そして、「五本組手」という約束組手稽古。
色帯の稽古はここで終了。
続いて、黒帯の演武。
詩吟に合わせて「観空大」を行った。
私が号令を任されたので、詩吟が終わると同時に65挙動の形が終わらないといけないので、昨日も10回程、詩吟を聞きながら練習をした。
練習の甲斐があり、ほぼピッタリで形を終了することができ、ホッとした。
今年は、最後に檪村惠之助師範が、「半月」の演武を披露してくれた。
俺には、靴なんぞ要らんと言わんばかりに、靴を脱ぎ捨て、裸足での演武。
さすがは師範、非常に味のある素晴らしい演武を見せてくれた。
早朝の引き締まった吉永海岸の空気が、なお一層引き締まったのを皆が感じることができた。
演武後、一般の部で記念撮影。
けんちん汁で冷え切った体を温め、無事、寒稽古が終了。