ユーと忘年会 ~静岡編~
診療後、金曜日なので、エビデンス勉強会を開催。
今日の発表者は予防部衛生士リーダーの池田福佐代さん。
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午後8時、晴れて自由の身。
午前の院内勉強会、午後のエビデンス勉強会が終わり、スタッフの気持ちも軽くなった時間ではなかっただろうか。
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さて、今日はユー(戸塚先生)と忘年会をしようと約束をしていた。
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手帳を見たら、何と11個目の忘年会であった。
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ユーも今年一年、頑張ってくれたので、お礼の意味も込めて、静岡に繰り出す事にした。
藤枝駅周辺で飲むことが多かったので、偶には静岡で飲もうじゃないかという私の何とも粋な計らいである。
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「偶には静岡まで繰り出して、飲もうぜ!」
ユーの目がいつになく輝いて見えた。
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「もう8時だから早く出ないと終電に間に合わないぞ!早く着替えて!」
一瞬の沈黙の後、ユーは、微笑みながら、右口角が若干上がったのを私は見逃さなかった。
どうやら私の言わんとしている事を理解した様だ。
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5分後出発、そ~~言い残して着替えの為に自宅へ・・・・。
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我が人生初の、夜の峠越えである。
宇津ノ谷峠は、全く電灯もなく、まさに真っ暗。
こんな感じである。
とても涼しくて、とても暗い夜道。
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いろいろな意味で1人では危険な感じがした。
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頂上のトンネルの中は、電灯があり、明るくホッとした。
11時ちょい前、静岡駅に到着。
タクシー乗り場には長蛇の列が・・・・・・。
急いでトイレに駆け込み着替える。
時計は11時2分。
終電の時間を確認すると11時41分。
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よし、いける。
忘年会始めようか。
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駅南の「魚民」に入る。
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「生2杯と、枝豆、牛タンの塩焼き、急ぎでお願いします。」
時刻は11時10分。
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かんぱ~~~~~~い!
この一杯の為に、わざわざ静岡まで来た、この一杯は格別であった。
夕ご飯も食べずに、来たので、お腹もペコペコである。
脂肪もかなり燃焼したんじゃないかと思う。
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そんな時に運ばれてきたのが、お通し。
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2人が同じ言葉を口にした。
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「今まで食べたお通しの中で、一番美味しかった。」
「こんなに美味しいお通しってあり得ね~~、滅茶苦茶うめ~~~~!」
胃の中に溶けるように、ス~~~っと消えて行くのを感じた。
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枝豆、牛タンを堪能し、時計を見ると11時26分。
16分間という本年最短、いや人生最短の忘年会となった。
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おもしろき こともなき世を おもしろく・・・・・・
私の好きな高杉晋作の言葉が頭に浮かんだ。
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と同時に、妙な考えが頭をよぎった。
「ランチ!」
ランチならアルコールも無いから、そのまま帰って来られるんじゃないか・・・・・・・・。
一日楽しめそうな計画である。
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ユー、今日も一緒に遊んでくれて、ありがとう。
また、遊ぼうね!