俺流二日酔い撃退法
今朝6時に目が覚めた。
約4時間の睡眠であったが、不思議と寝足りなさは感じなかった。
その代りに、胃痛と頭痛を自覚した。
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これは毒性の強いアセトアルデヒドの血中濃度の上昇によるものに違いない。
CH3CH2OH + NAD+ → CH3CHO + NADH + H+
CH3CHO + NAD+ → CH3COOH + NADH + H+
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まず寝起きの私の頭に浮かんだのは、この化学式であった。
(っな訳ない、嘘をついてました。)
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CH3CH2OH(アルコール)がADH(アルコール脱水素酵素)により毒性の強いCH3CHO(アセトアルデヒド)に酸化され、今まさに、俺の体の中には、こやつがはびこっていやがるんだ。
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と言う事は、CH3CHO(アセトアルデヒド)をCH3COOH(酢酸)に分解するか、CH3CHOを体外に放出すれば、頭痛から開放される筈だ。
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今までに、数え切れない二日酔いを経験している私は、俺流二日酔い退治法の実践を開始。
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まず、温かい日本茶を無理のない範囲で多めに飲む。
胃酸を中和し、アルコール分解促進作用があるからだ。
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消化を考え、リンゴ半分をすりおろし、ヨーグルトを加えたものを胃袋にいれる。
これで胃痛は大分緩和された。
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次は汗をかく。
今日は、ちょっと厚着をして3キロの軽いジョグの後に風呂に浸かる作戦。
代謝が促進され、アセトアルデヒドを早く対外に追放するのに効果がある。
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風呂から上がると、急に食欲が沸いてきた。
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冷蔵庫を開けると、大きな柿が目に留まった。
柿に含まれるタンニンはアセトアルデヒドと結合して体外に排出する作用があるので、柿を食すことにした。
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太秋柿。
でかい。
横のリンゴと比較すると、その大きさが分かる。
かみさんの実家の義母が送ってくれた柿だ。
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甘くて、めちゃ美味い。
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この時点で胃痛は寛解。
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二日酔いの時に、よく食べるのが卵ぶっかけご飯である。
昔から、卵ぶっかけご飯とは相性が良いのを経験上知っている。
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ネットで調べたら、ご飯も卵も、二日酔いに効果があるとあった。
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俺流二日酔い撃退法が功を奏し、ほぼ万全な状態で診療開始時間を迎える事ができた。、