自分に甘く、人に厳しく・・・・・
午前中、人と会う約束があり、今日の自由時間は午後からだ。
昼食時、TVをつけると、三浦雄一郎、80歳7ヶ月でエベレスト登頂成功！ のニュース。
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化け物だ！
真似したら死ぬぞ・・・・。
このニュースを聞いた時の私の感想である。
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三浦さんは２３日午前２時１５分ごろ、最終キャンプ（８５００メートル）を出発し、約5時間かけ、“地球の頂点”８８６４メートルにたどり着いたと聞いた。
しかし、ここがゴールではなく、ここからすぐさま下山開始し、1日15時間歩いて、やっとの思いでベースキャンプに到着し、水分補給し睡眠するそうだ。
今からまだ10時間もまた歩くんだ・・・・・。
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15時間と言っても、ただの平地の15時間ではない。
命の危険と隣り合わせの状況、重たい荷物を背負っての15時間である。
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80歳7ヶ月・・・・・・・・・。
アンビリーバブル！！
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さて、私も負けじと、今日は、バイク＆ラン。
三浦さんのニュースを聞いて、テンションも上がっている。
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バイクは宇津の谷峠を通っての静岡までの往復。
宇津の谷峠、山頂にあるトンネルは、いつも、ひんやりして異次元空間の様だ。
このトンネルを越すと、後は下りである。
精神的にもホッとするトンネルである。
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手元の時計では58キロ、2時間20分。
大腿四頭筋は、昨日までの疲労もあり、い～～感じの刺激が加わっている。
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急いで、ランの服装に着替え、GAMINの時計をバイクMODEからランMODEに切り替え、10キロランスタート。
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島田方面に5キロ進んで、Uターンして帰ってくるいつものコース。
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行きは快調・・・・・・・・・・。
帰りは、急に足が前に出なくなった。
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脈拍は１７０、苦しくなって来た。
急に減速・・・・・・・・。
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根性なし！
80歳の三浦雄一郎は重い荷物を背負って15時間連続だぞ！
お前は、何も荷物も持たずに、たかが3時間足らずじゃないか！
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人間は３０～４０％程度でもう限界だと感じるように出来ていると聞いたことがある。
本当に１００％でやっと限界と感じたら、限界と感じた時には死んでしまっているから上手くできているもんだ。
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まだまだ行けるぞ！
まだ３０％だ！まだ７０％体力は残っているぞ！
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頭では分かっていても、気持ちが完全に負けてしまって、戦意喪失状態。
失速したままゴール。
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情けない・・・・・。
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午後4時15分に帰宅、つまりゴールである。
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いつもながら、玄関でしばらく大の字・・・・・。
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シャワーを浴びて、水分補給し、道着に着替える。
木曜日は午後5時～7時まで、空手スポーツ少年団の空手の指導があるのだ。
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指導なので、自分が一緒にやっても良いし、指導だけでも良い。
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今日は疲れてるから、指導だけにしよう。
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「こら～～～～！手、抜くな～～～！よ～く聞いとけよ～。人間の脳はな～、３０～４０％の所で、も～限界って感じるんだ。分かったか～！まだまだ行けるぞ～、もっと大きな声出せ～～！もっと力入れて！」
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小学生に檄を飛ばす私・・・・・・。
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実は、子供を通して、情けない自分に檄を飛ばしてるんだが・・・・・・・・・・・。
今日も、自分に甘く、人に厳しい、私でした。