スタンフォードの自分を変える教室
毎月最終水曜日にある丸山塾での宿題の一つに、読書がある。
どんな内容の本でも良いから、月に歯科以外の本を一冊読むことを義務付けている。
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私は、月に3冊本を買う事にしている。
あまりもつまらなく、数ページ読んだだけで、お蔵入りする本もあれば、3冊完読する場合もある。
今月は3冊中、1冊はお蔵入り、2冊は完読した。
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丸山塾の塾生には、いつも言っていることだが、本ほどお得な物は世の中にはないと思っている。
一流の人間が、長い年月をかけ漸く会得した事や、考え抜いた末の答えや人生訓などを、惜しげもなく、それが何と、1,000~2,000円という何とも安い金額で教えてくれるのだから・・・・・。
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自分一人では、一生かけても会得できないような事を・・・・・・・・、1冊2,000円足らずで得る事ができるのだ。
その価値は、私のような凡人には、プライスレスである。
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さて、今月読んだ本で、一押しの本を紹介したい。
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これは私のツボに、久しぶりにはまった本である。
もう一度、読みたいと思っている。
それだけの価値がある。
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その本は「スタンフォードの自分を変える教室」
著者のケリー・マクゴニガルさんは、スタンフォード大学医学部健康増進プログラム担当の健康心理学者として、「意志力の科学」という講座を立ち上げた、スタンフォード大学の教諭である。
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その講義が瞬く間に人気講座になり、一番大きな講堂が、企業の役員、教師、スポーツ選手、医療従事者などで埋め尽くされてしまったという。
その講義内容を本にまとめたのが、「スタンフォードの自分を変える教室」である。
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これは普通の自己啓発本と決定的に違うのは、医学部健康増進プログラムだけあり、科学的裏付けの説明、つまりエビデンスがあることだ。
丸山歯科でも、毎週金曜日には、エビデンス勉強会なるものをやっているが、この本は、まさにエビデンス本になっているから、非常に合点がいく。
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「ダイエット中なのに、ついチョコレートに手を伸ばしてしまい、もう止まらない」「セールで安くなっているのを見ると、衝動的に買ってしまう」「仕事にどうしても集中できずに、気分転換してばかり」…。最初の意志を貫けずに、自分自身に負けてしまう。こんな経験をしたことは誰にでもあるはず。米スタンフォード大学の心理学者の講義をまとめた本書は、誘惑に負けず、目標を達成するために必要な「意志力」の正体を探り、その鍛え方を学べる一冊だ。
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私は、趣味で空手の指導をさせて頂いている。
空手の指導にも、大変役立つことが満載であった。
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また、受験生である息子にも、教えてあげたいことが一杯あった。
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最近は、やれ塾じゃ、何じゃかんじゃで、家族4人で一緒に、ご飯を食べるのは週に一回くらいである。
次は日曜日の予定だ。
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その時に、ここで得た「うんちく」を、えらそうに語るつもりである。
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高校2年生にもなる息子にとっては、親父のうんちくなんか聞きたくもないだろう。
うざいと思っているのかも知れない。
しかし、家長である親父が、そんな事を気にしていたら、教育上良くない。
私は、「うざくなければ親父でない」くらいに思っている。
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という訳で、息子を前に、私は、大きな声で、目をギラギラさせながら、語るつもりだ。
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語った後、「もういい?」と言いながら、走って勉強部屋に避難する姿が目に浮かぶ。
これで、い~~のだ。