次男の性格
次男が、今日の夕方、成田を発った。
行先は、アメリカはサンフランシスコ。
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最近の高校の修学旅行は、スケールが違う。
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ちなみに、私の高校生の修学旅行は、東北であった。
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次男は、丸山家一のマイペース男。
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修学旅行ともなれば、前日は早めに寝て、万が一の交通事情を考え、早めに家を出るのが普通と思うが、決してマイペースを崩さない次男には、そんな親の心配は無用な様だ。
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家を出るリミット時刻が午前9時45分。
9時45分では、リミット一杯で、走って行ってぎりぎり間に合うかどうかの時間だそうだ。
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私だったら、遅くとも9時には起きて、9時30分には家を出るだろう。
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しかし、次男は違う。
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9時30分、
「何時だと思ってんの、もう起きないと間に合わないよ!」
あせる、かみさん。
「あと5分・・・・・・・むにゃむにゃ・・・・」
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並みの人間ではない。
大物か、大馬鹿か、どちらかだ。
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9時35分に起き、着替え、9時45分、携帯用の朝食として、バームクーヘンを2個ポケットに入れ、
大きなトランクを持ち、急いで家を出て行った。
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思えば、今までも、全国切符のかかった大事な空手の大会の朝、中学入試の朝、高校入試の朝、いつもこんな感じであった。
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「入学試験ごときで、ごちゃごちゃ言うな。」
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今朝も、同じようなことを言っていた。
「修学旅行ごときで・・・・・・・・・」と。
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次男にとって、大事な出来事って何だろうか?
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おそらく、次男にとって、そんな出来事は一生無いんじゃないか。
それも寂しい人生だ。
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あっっと、明日は、朝9時から防災訓練でAEDと心臓マッサージの講習をしなければならないんだった。
早く寝ないと。
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9時からだから、7時30分に起きようっと。
私は、次男と比べ、何とも小物な男のようだ。