島田大井川マラソン
今日は、待ちに待った、島田大井川フルマラソン。
男子約7500人、女子約1500人、約9000人がリバティーを走った。
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こんな田舎の大会でもこの人数。
第1回から出場し、還暦まで連続出場、連続完走を狙う私としては、東京、京都、神戸、大阪の様に参加希望者が多すぎて抽選にならないように祈るのみである。
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さて、今年は5人に仲間でエントリー。
浜松の鈴木一先生。九州歯科大学の2学年先輩である。
掛川の政井実先生。九州歯科大学の同級生である。
浜松の鈴木一先生の弟の鈴木勇さんとお友達の高柳さん。
昭和38年生まれ1人、昭和39年生まれ1人、昭和40年生まれ3人。
おじさん軍団であるが、みんなマラソンオタクである。
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さて、さて、私は調整が非常に上手く行き、気持ち良くスタートラインに立てた。
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狙うはサブ3.5。
つまり3時間30分切りである。
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フルマラソンは、42.195キロの長丁場。
調子よい時はスピードを押さえ自重し、苦しい時は自分に檄を飛ばしガマンの走りをしなければならない。
脈拍やスピードの管理は勿論のこと、栄養補給、水分補給のタイミングも記録に大きく響いてくる非常に面白いスポーツである。
人生に似ている所がある。
マラソンがブームになるのも頷ける。
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さて、私は青ゼッケン。
申告タイムでゼッケンの色が違うのだ。
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集合開始8時30分、スタート9時。
少しでも前からスタートしたいと思い、8時25分にスタート地点に行くと既に青ゼッケンゾーンには200人程の選手が並んでいた。
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今朝の朝食は、どんぶり飯に、雑煮(餅4個)、カステラ、牛乳、グレープフルーツジュース。
6時に食べもう2時間30分程経っているが、満腹感がある。
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スタート10分前、ウイダーインゼリー(180キロカロリー)をさらに体内注入。
ガソリン満タン!!
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スタート5分前のコール。
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大きく深呼吸をして、右横を見ると、今まで気づかなかったが、女性ランナーでミッキーの耳付きの帽子を被っている。
こんな耳付き帽子なんて空気抵抗もあるだろうし・・・・・・・・、完走目指して楽しんで走ろうって類のランナーだな。
俺は、マジに行くよ!
だから、帽子もかぶらないし、ポーチも付けない。
1グラムでも軽く、また少しでも空気抵抗が少ないように・・・・・・・・・・。
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今度は左横を見ると、カラフルなアフロヘアーのカツラをかぶっている。
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オイ、オイ、オイ・・・・・・・・どいつもこいつも、真剣に走ろうってツワモノはおらんのか?
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ま~~い~~、こいつらとは、最初の1キロくらいでおさらばだ。
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スタート1分前のアナウンス。
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前半は下り、後半は上りなので、前半は1キロ4分50~55秒のペースで折り返したい。
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ついにスタート。
GARMINの時計を右上のボタンを押す。
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スタートゲートまで43秒かかったが、これも想定に範囲内。
1キロ通過のラップは6分20秒。
最初の1キロは大渋滞、なにせ9000人が同時にスタートするので仕方がない。
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最初の10キロのラップタイム49分54秒。
まずまずである。
しかし、気になることがある。
それは、私の目の前に、あのミッキー帽の女性がいるのだ。
それだけならま~許そう、私の左横にアフロヘアの男性がいるのだ。
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最初の10キロだけだろ~~。
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次の10キロのラップタイム48分50秒。
中間地点の21.1キロ表示の通過タイム、なんとジャスト1時間45分。
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2倍すると、ジャスト3時間30分になる。
タイムはまずますではあるが、心拍数が10キロ通過からずっと152~155と150を超えている。
中間地点までは150以下を想定していたので、後半スタミナが持つか少し心配になってきた。
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しかし、気になっていた、ミッキー帽とアフロヘアの二人は居ない。
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お~~~~~~~い、ま・さ・かの前方でのラン。
私より20メートルくらい前に二人が並んで走っているではないか。
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あの二人には絶対負けたくない!
いつか抜かしてやるからな!
闘志に火がついた。
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しかし、折り返し地点から足が重く、まさかの失速。
25キロ付近で、望月先生と田島さんの応援が。
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何か元気が出てきたぞ!
10キロラップ49分06秒。
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ラスト12.195キロ。
ここが、フルマラソンの醍醐味、一番辛くて、一番面白い所である。
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何とも言えない筋肉痛と関節痛そして疲労感、30キロ走った人しか味わえないのだから・・・・・・。
30キロ走った人間だけに与えられる神様からのプレゼントである。
そんな折角のプレゼント、味わなければ損である。
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ポケットからエネルギージェルを補給し、ラストスパートである。
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徐々にペースアップしなければ!
そんな時、今度は、戸塚先生夫妻の応援が!
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戸塚先生とハイタッチ!
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気合をもらった感じがした。
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徐々にペースが上がって来た。
い~~感じである。
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心拍数は160~165である。
気持ち良い息苦しさである。
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35キロ地点、遂に捉えた!!
アフロヘアの男性を・・・・・・。
(スタート地点で侮ってゴメンナサイ。)
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40キロの看板が目に入る。
ラスト2.195キロである。
ラストスパートである。
1キロ4分30秒ペース、心拍数は危険領域の170オーバーの172。
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半分やけくそである。
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そして41キロ地点で、漸く次の獲物を捕らえた。
あのミッキー帽の女性を・・・・・・・。
(スタート地点で侮ってゴメンナサイ。)
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ラストスパートで、二人を何とか振り切りことができた。
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3時間26分42秒でゴール!
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サブ3.5達成!!!
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仲間5人の中で一番は、鈴木勇さん、なんと3時間2分でゴール。
化けもんである。
私と同じ年である。
自己新記録だそうだ。
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ランの後は、5人で蓬莱の湯につかり、藤枝駅前の居酒屋で乾杯!!
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10日ぶりのお酒、乾杯のビール、格別だった。
同じ42.195キロを走った、同じ苦しみ、同じ楽しさを味わった仲間の乾杯、最高である。
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浜松組3人とは午後7時に別れ、政井先生と二次会(エールハウス)へ。
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仕事の話、学生時代の話に花が咲き、気付くと11時になっていた。