第37回静岡県中部地区空手道大会
こんばんは、院長の丸山誠二です。
本日は県武道館で第37回静岡県中部地区空手道大会が開催され約306人の選手が参加し た。
私は審判員として川野先生は選手として出場のため、患者さんには、ご迷惑をお掛けしたが、1日休診にさせてもらった。
午前は形の部、午後は組手の部があった。
我が中学2年生の長男も中学生の部に出場した。
午前の形は1回戦不戦勝、2回戦敗退となった。
午後は得意の組手である。
1回戦で負けたら丸坊主の約束をしている。
今年県大会を勝ち抜いてベスト8に入り全国大会に出場した中学3年生が3人出場している。
一回戦はさすがにガチガチであったが、次第に体もほぐれて来て、順調に勝ち進み準決勝に駒を進めた。
ベスト4に入った残り3人は全国大会出場の中学3年生である。
当然お互いに得意技は知り尽くしている相手である。
この3人とは必ず対戦し、突破しなければならない大きな壁であることは大会前から十分に承知していた。
この3人と当たったら、自分の技を信じて体ごと思いっきりぶつかって行け!気持ちで負けるな!男は度胸だ!と言い聞かせてある。
中学生では一学年の差は大きいが、胸を借りられる絶好の機会である。
開始から暫くお互いがけん制。
中盤に入り、相手に中段前蹴りを入れられる。0-1.
ここから息子のスイッチが入ったようだ。もう後がない、行くしかない状態に追い込まれたからだ。
間合いを詰めて、中段前蹴りがきまり1-1に。
最後は、足払いで相手を倒して上段付きが決まり決勝に駒を進めた。技術的には相手が上であったが、気持ちの勝利であったように思う。
決勝の相手は昨年中2で準優勝しており今大会優勝候補筆頭の相手である。
昨年もこの相手に0-2で完敗している。(空手は2本技が決まると勝ちである。)
開始早々、中段逆突きを極められる。流石に早いし上手い。
暫く もみ合いが続き、ワン・ツー・スリーと放った息子の3連打の三発目がタイミングよく相手の左顎に入る。
1-1だ。
優勝まであと1つ。
お互いに緊張の中、間合いを詰め合い、赤の相手は上段逆突きを、白の息子は中段逆突きを放つ。
赤旗2本、白旗2本が上がる。
旗が二つに分かれる。
副審4人と主審1人、監査で協議を始める。
どちらの突きが早く入ったかの協議である。
協議が終わり、主審の口から判定が下る。
緊張の一瞬である。
「赤上段付き技あり、赤の勝ち!」
後一歩及ばず、準優勝。でも本当によく頑張ったと思う。
もし1回戦でこの相手に当たっていたら一回戦敗退である。
何はともあれ丸坊主にならずに済んで一安心である。
川野家は4人が出場。
長女は4級以下の部、形で準優勝、組手で3位。
長男は4級以下の部、形で優勝、組手で準優勝。