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2016年4月27日 (水)

丸山塾 ~自分への説法~

最終水曜日19時30分は、丸山塾の開始時間。

時間厳守である。

1秒でも遅刻したら、罰金1万円也である。

飲酒運転違反並みの金額に上げても良いと考えている。

丸山塾は鉄の会であるからだ。

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19時30分丁度に、気魄の籠ったでっかい声で、丸山塾訓斉唱が始まる。

大きな声により邪気が祓われ、神聖な環境での丸山塾が開催できると考えているからだ。

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まずは課題発表。

課題は「CADを応用した咀嚼運動の新しい解析方法~chewingを再考する~」

最近は、噛み合わせ、顎の運動に至る検査までコンピューター解析する時代になってきた。

かなりの高額な医療機器が必要なので、個人の診療所で導入するのは現在の所、大変難しいが、来たる日に備え、知識はつけておくべきである。

機器が無くても知識があれば、臨床でも必ず役に立つもんである。

全てを理解するには至らなかったが、とても勉強になると共に、とても刺激になった。

丸山歯科医院でも噛み合わせ治療は、特に力を入れている分野なので、この分野の勉強は今後も継続して行きたい。

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さて、頭が一杯になった所で、休憩。

夕食タイムである。

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腹が落ち着いた所で、読書感想。

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戸塚先生(通称;ユー)は、「反応しない練習」。

意識改革をし、人間的に向上しようとするユーの気持ちが伝わって来た。

人間を磨く、男を磨く・・・・・・大事だ!

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時森先生(通称:マサ)は、「腸の力であなたは変わる」

食生活を改善したいとの思いがある様で、最近、この類の本を良く読んでいるマサ。

納得いくまでトコトン追求し、より健全な体を作ってくれ!

「食」は生きる根源である・・・・・・・・大事だ!

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私は、「もの食う人びと」。

日本は食料を海外から輸入しないと、どうにもならないと言われている。

いわゆる食料自給率が低いという問題だ。

しかし、現実には、東京では日々、50万人分に一日の食事量に匹敵する残飯が無感動に捨てられているそうだ。残飯を無くせば、食糧自給率が100%になると言うのは非常に興味深い。

さて、世の中には、日本では捨てられている残飯だけを食べて生きている人間も大勢いる、それも2日、いや3日も前の酸っぱい味のする残飯を食べて生きながらえている人がいることが分かった。

如何に贅沢であるか、如何に無駄遣いをしているか、食について考えさせられた。

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さて、次は、自由演題。

ユーは、今、担当している難症例患者さんの症例発表。

〝医療は医師の為のものではなく、患者の為のものと心得よ!”

これは丸山塾訓の一節である。

我々、歯科医師は、ややもすると自分の尺度、感性で治療方針を立ててしまう傾向にあるが、それは戒めなければならない。

どんな歯も、全ては患者さんの所有物なのだ。

勝手な扱いは許される筈もない。

しっかりと患者さんと向き合い、何を望んでいるのか、それを見極める力が我々歯科医師には要求される。

この症例は、そんな要素が盛り込まれた発表であった。

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 次はマサの番。

同じく症例発表。

最近、力を入れている咬合再構成の症例。

咬合器・・・・・・・

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 さらには、ホワイトボードを使って、分かり易く解説してくれた。

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トイレ休憩をはさみ、最後は、恒例の塾長総括。

まずは、先日の20周年の企画、実行のお礼を言い、邪気を払うため、麻生先生から贈呈して頂いた、軍刀を手に総括に入った。

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軍刀を見ると、身が引き締まる。

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見はおっさんでも、少年の心を持つ私は、ついついこんな遊びがしたくなる。

神聖な軍刀で遊ぶなんて、失礼しました。

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今日は、ホワイトボードを使い、最近の世の中の出来事に喝を入れさせてもらった。

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パナマ文書、桃田選手闇カジノ事件、覚醒剤・大麻使用事件・・・・・などを例に出し、武士道、相撲道、空手道を絡めながら、日本人として、そして丸山塾生としての誇りを持って立派な生き方をする為の勘所を、勝手な持論で熱く語らせてもらった。

いつも事だが、マサとユーの塾生2人に対する説法なのだが、実は自分自身への説法なのだ。

これで、い~~のだ。

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