穏やかが一番
昨日の診療中の話。
院長室のパソコンで治療の見積書を作成し、診療室のプリンターで印刷しようとすると、「オフライン」と言う文字が出て印刷が出来ない。
画面を閉じて、再起動。
もう一度チャレンジするも、やはり「オフライン」の文字が・・・・・・・。
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「なしか!」
何故か、こ~ゆ~場面では、いまだに北九州弁が出てしまう。
自分の中でどうも納得がいかない、何故なんだという意味の北九州弁である。
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大学時代、先輩やOBから無理難題を出され、返答に窮している時に、マジ顔で言われたもんだ。
「なしか!」と。
この何とも言えない響きが好きである。
「何故だ?」でもなく「何故なんだ?」でもない、やはり「なしか!」である。
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仕方なく、院長室のプリンターで用を済ませた。
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さて、今日は、丁度、昼休みに予約システムの新設棟でのパソコンにインストールをしに来てくれることになっていた。
それに合わせ、エコ・マネージの藤田社長がお願いしたノートパソコンを持ってきてくれることになっていたので、その際にみてもらうことにした。
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私としては、何もしてないのに、急に「オフライン」となってプリントできなくなった。
私は何も悪くない!感覚である。
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早速、配線を確認してくれた。
「何かしました?」(藤田さん)
「何もしてませんけど・・・、ただいつもの様に見積書を作成しプリントしようとしたら・・・」(私)
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「先生、プリンターのコードが抜けてます。」
「・・・・・・・・・・・・・・・っあっ!そ~言えば、昨朝、あまりにも汚いので、掃除機をかけました。
その時に、中の装置を一度外に出して掃除機をかけ、また戻しましたっけ。」
「その時、抜けたのかも知れませんね。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「良くお客さんから、激高され電話がかかってくることがあるんですよ。急に何々ができなくなったと・・・・・・、急いでお邪魔して見て見るとコードが抜けているので、コードが抜けてますよっと言うと・・・・・・・・、誰が抜いたんだ!と怒りが収まらないお客さんもいるんすよ。」と。
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
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「配線が混線しているので、幾つかの装置を机に打ち付けておきますね。」
「お願いします。」
流石は社長、常に冷静で、常に穏やかな口調で、手慣れた対応である。
自転車に乗っている時の鬼の藤田さんとは別人である。
(自転車に乗っている時は、こんなに穏やかではない!)
手際よく作業をしてくれた。
昼休みだったので、話をしながら立ち会った。
話は、いつもの様に運動の話。
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ゴジャゴジャだった机の下が、スッキリした。
院長室の机の上で、いろいろな事が出来るように配線してもらっているので、多少の混雑は仕方がない。
自分が悪いのに、自分は全く悪くないと言わんばかりの対応をしてくる方は多いんではないだろうか。
〝因縁をつける” とでも言うべきだろうか。
お店でも、時折、こう言った場面に出くわすことがある。
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診療中も、偶に、こ~いった類の場面に遭遇する事がある。
私が悪いの?っと言いたくなるような口調で、まくし立ててくる患者さんも中にはいらっしゃる。
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そ~~いった場面では、藤田さんを思い出し、穏やかな口調で、冷静に、その原因を説明するように心掛けたい。
何事も穏やかが一番である。
そのくらい人間に余裕が欲しいものだ。