ドクター勉強会
隔週金曜日はドクター勉強会。
今日の担当は、副院長。
選んだ演題は「脱臼歯の処置法」。
最近、小学生が学校で転んで歯を脱臼して急患で来院するケースが続いている。
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丸山歯科医院は、常時3名の歯科医師がいるので、この様な一刻を争うケースは予約患者さんに訳を言って、お待ち頂き、優先して処置を行っている。
脱臼した歯も、脱臼したばかりはまだ生きている。
神経が切断され、歯根膜という歯に着いている膜も、死んではいないのだ。
しかし、時間の経過と共に、その生存率が下がって来る。
一般的に脱臼してから2時間を越すと、生存率が一気に下がると言われているので、出来るだけ早く来院して欲しい。
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来る間も、歯は乾燥に非常に弱いので、口の舌の下に入れるか、4度の冷えた牛乳に入れて持って来ることをお勧めする。
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さて、急患で来た患者さんを、如何に効率よく、如何に適切な処置を施すかで、そのお子さんの歯の人生がいや歯生が変わってしまうので、こちらはプロとして、しっかりとした対応をしようと思う。
その対応は、電話を受けた受付から始まる。
そのプロトコールを今一度、見直そうと副院長が、いつになく声を大にして訴えていた。
今行っている処置方法は、最新の処置であるのかの確認作業から始まった。
技術は日進月歩であるので、定期的な見直しを怠ってはいけない。
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子を持つ親としての気持ちであろう。
いつになく熱く語る副院長に、私も戸塚先生も、半歩引いてしまった。
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医療の根本は心であり、情熱である。
少しでも患者さんに喜んで頂くために、常に熱い歯科医院でありたい。
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他にも治療方針のアップデートの確認を行ったので、いつもは20分程度で終わるが、今日は80分も掛かってしまった。
ちょっと火がついて熱くなり過ぎたかな?