酒は百薬の長?
早いもんで、もう11月。
手帳をみると、忘年会・懇親会の文字が、ずらりと並んでいる。
今月の残り約20日間だけでも5つの飲み会が入っている。
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気になるのが、体調である。
毎年、体調を壊すのは、決まって12月。
原因は明確、酒の飲み過ぎ、暴飲・暴食である。
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元々、酒は弱いのだが、乾杯のビールを1杯飲んだ瞬間、幸せホルモンが放出され、と同時に理性も放出してしまい、後は野となれ山となれ!状態である。
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大概の誘惑には勝つ自信はあるが、酒だけは・・・・・どうしても勝てない。
最初の一杯が悪いので、その一杯を飲まなければ良いでけの話だ。
しかし、最近、寝酒の習慣が定着し始めている。
酒は旨いよね~~~。
最高やね~~~。
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しかし、体の事を考え、いっそのこと禁酒しようかな~~~!
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待てよ・・・・・。
昔から、「酒は百薬の長」と言われている筈だ。
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早速、調べてみると・・・・
現在、明らかになっている適量の飲酒の健康効果
①コレステロールの酸化変性を抑える
②血小板の凝集を制御し、虚血性心疾患を予防する
③認知症の発症リスクが非飲酒者に比べ、20~40%低下する
④女性の体内のエストロゲン値を高め、骨粗鬆症のリスクを低減させる
⑤国立がんセンターで行った調査でも、日本酒を1日に1合(180ml)以下飲む人は全く飲まない人に比べ、全死亡率が低いことが明らかになっている。(1990-1996年、岩手、秋田、長野、沖縄の4県、40-59歳の男性約2万人にアンケート)。
⑥心臓病の急死のリスクを減らす
他にも、適量の飲酒による健康効果については、世界からさまざまな研究が発表されている。
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な・る・ほ・ど・・・・・・。
適量の飲酒は禁酒より健康に良いのだ。
しかし、飲み過ぎは、健康を害する危険度が数倍に増加するとWHO(世界保健機構)は警告している。
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適量とは・・・・・1週間に2~6杯の飲酒を言うらしい。
厚生労働省が推進する国民健康づくり運動「健康日本21」によると、「節度ある適度な飲酒」は1日平均純アルコールにして約20g程度
ビール((アルコール度数5度)だと500ml(中ビン1本)
日本酒(アルコール度数15度)だと1合(180ml)
焼酎(アルコール度数25度)だと0.6合(110ml)
ウィスキー(アルコール度数43度)だとダブル1杯(60ml)
ワイン(アルコール度数14度)だと1/4本(180ml)
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う~~~~~ん、宴会が続くこの時期。
1週間に2~6杯の飲酒は、かなり厳しいぞ。
宴会に行けば、一回で終わってしまうではないか。
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家飲みがメインの私でも、この適量を守れるのは、レース前と健康診断前1週間だけだ。
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やはり家では禁酒するのが賢明か。
とほほ・・・・。
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「酒は百薬の長」と申すが、酒のみは、ほぼ全員この域を越しているのではないだろうか。
酒を「百薬の長」にするのは、非常に難しい。
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「酒は百薬の長」という美的表現は、不適正じゃないか。
あまりのも無責任な表現じゃないだろうか。
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百ある薬の長って????
酒を過大評価し過ぎてね~~~?
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「一日一杯未満の酒は百薬の長、それ以上の飲酒は百薬の短」
これで行こう!