火災訓練・・・・・命の訓練
今日は、午前の診療を早めに切り上げ、焼津消防署員の方々にご協力頂き、火災訓練を行った。
丸山歯科駐車場に消防自動車がバックで入って来た。
近くで見ると、迫力がある。
まずは、消防隊長より、火災が起こった際の行動の勘所を説明してくれた。
消火活動より、人命救助が最優先であることを力説してくれた。
その為には、常に、建物内に何人の人間がいるのかを掌握しておく必要があるということであった。
繁忙時間には、30人以上の人間が丸山歯科の建物内に居る。
家族連れの場合は、40人近くの方が居ることもある。
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出入りが激しい時間帯での正確な人員の把握は、非常に困難であるが、出来得ることはする責務がある。
より健康になるために通院頂いている患者さんの命にもしものことがあることは許されない。
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医療技術の研鑽も大事だが、火災訓練、地震訓練も大事であることを改めて学んだ。
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まずは、防火管理責任者の副院長(かみさん)より、火災が起こった際の避難経路の説明。
丸山歯科医院には外に出る経路は3カ所ある。
火の元を冷静に判断し、経路を考える様指導。
その後、二人の実習生に患者さん役になってもらい、実際の診療している状態を再現。
消防署員3人の監視の下、技工室で火災が発生した想定で、火災訓練開始。
「火事だ~~~!」
技工士の杉山さんの声が聞こえた。
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受付の阿部さんが、「119」に電話。
本当にダイヤルしたが、事前に連絡してあり、最初に訓練ですと言えば問題なし。
一斉に外へ避難。
人員確認した後、消火訓練。
①発射しながら火に近づくと、肝心の火元で粉が無くなってしまうこともあるので、近くに寄ってからレバーを押すように
な・る・ほ・ど・・・・
②ほうきで掃くように、手前から順番にするように、いきなり火にかけると、火の粉が飛んで来て、やけどの原因になるから
な・る・ほ・ど・・・・
他にも聞く事全てに、な・る・ほ・ど・・・・
いちいち感心する私。
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消火器の使用方法を教えてもらった後は、水消火器で順番に消火訓練。
火災訓練の全スケジュールが終了後、反省会。
消防署員より改善すべき点を指摘して頂いた。
火災や地震を軽視している訳ではないが、普段は診療に追われ、ついつい後回しにしてしまっている現状に大反省。
一番大事な物を忘れていた様だ。
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命・・・・・・。
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最後に、防火管理責任者から〆の言葉。
宿題も出された。
提出期限は今月中。
宿題と言うと、少し眉を動かせ、小さいため息をつくスタッフも偶にいるが、今回の宿題は〝命の宿題” である。
皆、真剣に受け入れてくれた様だ。
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防災訓練・・・・・・〝命の訓練” である。