アドレナリンの威力を体感
昨晩は、午後11時にホテルに戻り、風呂に浸かり、軽食を摂り12時15分に就寝。
一昨晩は2時起きなので、22時間以上置き続けている計算になる。
その殆どの時間を体を酷使しているにも拘らず、さほど眠くない。
大量に分泌されたアドレナリンが、まだ体内に残っているのだろうか。
体は、まだ戦闘モードから通常モードに切り替わっていない様だ。
しかし、体を考え、就寝。
.
いつもは、一度寝たら朝まで起きない私であるが、目が覚めたら、まだ3時である。
3時間も寝ていないのに、起きてしまった。
ここ数日、早起きの習慣付けをしたため、体内時計のせいかも知れない。
しかし、そうなら二度寝が出来る筈だが、目を瞑っても眠れない。
眠くないのだ。
.
横の布団を見ると、眞野先生も眠られない様で、携帯を見ていた。
お互い、体が異常に興奮しているようだ。
アドレナリンの威力は凄まじさを体感した。
.
眞野先生が、むくっと起き上がり、セブンイレブンに行って来ると言い部屋を出た。
買って来たのが、コーヒー。
当然、カフェイン入りのコーヒーである。
.
おいしな~~と早朝のコーヒーを、窓から昨日泳いだ洞爺湖を眺めながら頂いた。
.
そして、二人で朝風呂に入り体を癒した。
足の爪を見ると4本が全壊であった。
じき剥がれるだろう。
戦闘の爪痕である。
。
7時から朝食を食べに地下一階の食堂へ向かった。
バイキング形式の朝食である。
広い食堂も、トライアスロン出場者でほぼ満席である。
.
昨日の朝食時は、皆、ご飯、味噌汁、梅干し、納豆、野菜、果物と、ほぼ皆同じく消化に良いメニューであったのが面白かった。
考えていることは皆、同じなのだと思った。
更には、ほぼ満席にも拘らず、話し声は殆ど聞こえず、緊張感が漂っていた。
しかし、今朝の朝食は、同じメンバーにも拘らず、揚げ物、ソーセージ、焼きそばにと、好きな食べ物が沢山、皿に盛られている。
更には、ワイワイと笑い声やら、昨日のレース話で、賑やかな食堂であった。
あまりの対照的な雰囲気に、改めてアイアンマンレースの過酷さ、賭ける意気込みを感じた。
私も眞野先生も、腹一杯頂いた。
.
さて、朝食後はブログを書いて、9時からバイクの引き取り作業に出掛けた。
昨日の180.2キロを頑張ってくれた相棒である。
いつもより愛おしく見えた。
眞野先生のアイデアで張り付けた関門時間。
これは、貼っておいて本当に良かった。
ホテルに戻り、軽く洗車して、輪行バッグに分解して詰め込み作業を行った。
そして、11時からアワードパーティに参加。
表彰式も行われた。
トップアスリートのタイムを見てびっくりである。
しかし、ほぼ外国人であった。
8日ぶりのアルコールである。
3時間睡眠なのに、意外と元気である。
.
ジンギスカンをはじめテーブル一杯に食べ物の皿を並べ、二人でがっついた。
「今日は、カロリーやら栄養やら一切考えず、食べたいもんを食べたいだけ食べるぞ!」
乾杯!!
腹を空かせた野生動物の食事であった。
朝食も腹一杯食べた筈なのに、アッと言う間に、全ての皿が空になった。
.
缶ビール2本もらったが、今の肉体で酔うのには、1本で十分であった。
.
ホテルに帰り、体重計にのると、58.5キロ。
ちなみにレース前日の体重は55.2キロであった。
.
ご褒美は必要だ。