医局勉強会
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丸山歯科医院では、月刊誌4冊と隔月刊誌一冊を購読している。
その中の隔月刊誌が「補綴臨床」という雑誌である。
今月から
〝長期経過症例から考える咬合治療の可能性~患者の健康にアプローチする歯科医療を求めて~”
と題した連載が始まった。
内容が面白そうだったので、今回のテーマに選んだ。
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今回の担当は、副院長なので、副院長の司会進行で勉強会が始まった。
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丸山歯科医院に来る患者さんの中でも、
噛み合わせを治してもらったら肩こりが治った・・・・とか、
めまいが改善した・・・・・とか、
よく眠れるようになった・・・と言ってくれる方がいる。
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噛み合わせと全身は密接に関係していることは経験的に分かっているが、科学的に十分な裏付けがある訳ではないため、治療に際し、慎重を期している。
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噛み合わせは左右上下と三次元的に対称なバランスのとれた噛み合わせが理想ではあるが、咬み癖や歯の本数の差などにより、なかなか理想通りにはいかないのが現実である。
しかし、そう言った現実の臨床の中で、我々が何が出来るのか・・・・・・・・・・・。
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人間の体と言う物は不可思議なことが多く、科学では説明できないことの方が多いかも知れない。
だから臨床は難しく、だから臨床は面白く、だから臨床は常に考えなくてはいけない。
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議論は尽きないが、この連載を通じ、お口を通じ全身の健康に寄与できる歯科治療を実践していければ、これ以上の幸せは無い。
丸山歯科医院に来て良かったと言って頂けるように、知識、技術、そして医の心を磨いていきたい。