大会前夜の勝負飯
大会前夜。
仕上げのカーボローディング。
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昼休みに6時に炊き上がるようにセットしておいた。
炊飯器の蓋を開けると、真っ白なご飯が・・・・・・・・・・。
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いつもは白米1合に、玄米2合、十五穀米、古代米、麦を1合の配合で4合飯を炊いているので、見た目は茶色である。
白米のみのご飯は、1年ぶりくらいだろうか。
明日のレースを考えて、消化の良い白米とした。
そして、今日はパスタ。
本にパスタは大会前夜には最適であると書いてあり、多くのトライアスロンの覇者も前夜の勝負飯に利用していると聞き、それにあやかりたいと思ったのだ。
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さて何の具にするか迷った。
迷った時は、一刀両断が持ち味のかみさんに聞くに限る。
「今日の晩飯、スパゲッティーにしようと思うんだけど、何スパゲッティーにしたらい~と思う?」
「そ~だね~、胃に負担かからないのがい~んじゃないの?」
「ミートソースなら缶詰があるけど・・・・・・・・」
「ダメ、ダメ、缶詰のミートソースは油だらけだから、消化に悪い。冷蔵庫に牛のもも肉があったね。タマネギもあったし、トマトピューレもあったよね。それで作ろう!」
「・・・・・・・・・・・・・・」
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かみさんの手が動き始めた。
15分後、スパゲティーが完成した。
流石は、かみさんである。
見事な手捌きであった。
このスパゲッティはおかずである。
白米を食べながらのスパゲティである。
よそった真っ白な白米を見て、かみさんが一言
「真っ白!体に悪そ~~だね。栄養なさそ~~ってゆ~~か、毒々しく見えるね。」
確かに、茶色が見慣れていると、白米にかなりの違和感を感じてしまう。
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我々の夕飯はスパゲッティ、すなわちルパンの食事もスパゲッティー。
しかし、タマネギ抜き、味付け薄めなので、別のフライパンで作った別メニューである。
珍しい食事が大好きなルパン。
よっぽど美味しかったのだろうか、一気食いしてゲップをしていた。
誰も取らないから、ゆっくり食べればい~~のに。