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2015年6月16日 (火)

正しい情報

情報化社会と言われるだけあり、毎日毎日様々な情報が入ってくる。

知りたい情報だけなら良いが、中には聞きたくない、知りたくない情報も入ってきてしまうので厄介である。

特にFace bookは友達が増えると、その分だけ情報が否が応でも入って来る。

また、ついつい見てしまう。

歯科医師の友人が、学会に参加し勉強している投稿を見ると、俺も学会に行って勉強せねば・・・・・・・・・・・と思い、心が乱れる。

自転車仲間が、自転車を150キロ乗って来たという投稿を見ると、俺ももっともっと自転車に乗らなければ・・・・・・・・・・と思い、心が乱れる。

大学の友人が、海外旅行に行って来たという投稿を見ると、年をとったら行けなくなるかも知れないから、今の内に行かなければ・・・・・・・・・・と思い、心が乱れる。

ある友人が、フランス料理店でワイン片手に美味しそうに食べている投稿を見ると、い~~な~~・・・・・・・・・と思い、また心が乱れる。

空手仲間が、本部道場に行って稽古してきたという投稿を見ると、俺も偶には本部道場に行って稽古せねば・・・・・・・・・・・・・と思い、心が乱れる。

朝から晩まで、心が乱れまくりである。

まだまだ修行が足りない様だ。

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とは言え、この程度の情報は、まだ許せる範疇である。

何と言っても、一番厄介なのは、誤情報である。

信じて実践すると、痛い目にあってしまう情報である。

信じる方が悪いのだが、正しい情報かどうかの判別が難しい。

ストレッチひとつとっても、必要論者もあり、不必要論もいるし、してはいけない論者もいる。

何が正しくて何が間違っているのか、何を信じればい~のだろうか。

さて、近所に現役ランナーの整体院があると聞き、先月、早速行ってみた。

市町村駅伝では、長い間、大井川町の代表選手として活躍されており現在も現役を続けている、この界隈では名の知られたMさんが院長であった。

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現役ならではの金言が沢山聞けて勉強になった。

施術中、エビデンスがないと信じられないと言う理屈っぽい私に、ぴったりな本があると、一冊の本を紹介してくれた。

それが、「乳酸を使いこなすランニング」。

帯には、こう書いてある。

乳酸を「悪者」にするのはそろそろ止めませんか。

ランニングに関する様々な誤解を解き、正しい知識をわかりやすく説明します。

興味津々である。

早速、ネットで注文し購入。

P1010632

著者は東京大学大学院身体運動科学研究室教授の八田英雄さん。

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読んでみると面白いが、流石は東大教授の本だけあり、大学時代の生理学の講義を思い出してしまった。

読破するのに数日を要してしまったが、マラソンを志す者には是非読んで欲しいおススメ本である。

ランニングに関するいろいろな疑問が、科学的に説明されており、納得できる一冊であった。

私に足りなかった練習が明確になったことが何よりの収穫であった。