ルパンの しおらしさ
今日は、かみさんが、副院長として東京出張。
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つまり、私はルパンと留守番。
午前中は、雨が上がるのを待ったが、待てど暮らせど上がらないので、傘をさしてルパンを散歩に連れて行った。
ルパンを疲れさせて外出すると言うのは、私の常套手段である。
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今日は、昼食を抜いて、夕食に好きな物を食べる事にした。
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夕方、静鉄ストアに行き、何も考えず、美味そうな物をカゴに入れる本能に任せた夕食。
喉が渇いた時には、水が飲みたくなるように、体が欲した物が欲しくなると言うのが私の考えである。
頭では何も考えず、目を通して体が欲した食物をカゴに入れる。
きゅうり、葉生姜、トマト、しゃぶしゃぶ用ブタ肉、えのき、甘塩鮭、マグロの刺身、うな肝・・・・・。
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お皿に移して、ギンギンに冷やしたビールで乾杯!
甘塩鮭2匹の1匹はルパン用。
左のお皿がルパン用。
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きゅうりが残っているルパンの皿。
最後に残したのは、うな肝。
これは、ぽん酒でしょ~~!
タレの匂いが、食欲をそそる。
ここは、まったりと飲みたいところだ。
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しかし、この甘いウナギのタレの匂いは、堪らない。
しかし、この匂いが堪らないのは、私だけではないらしい。
空手歴32年の私、テーブルの下から異様な気配を感じた。
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そ~~~っと覗くと・・・・・・・・・・・・・・・・。
スタンバイOKの生き物が・・・・・・・・・・・・。
しかし、これはあげる訳にはいかない。
「ゴメン、ルパン。これはあげられない。」
この言葉が分かったのかどうかは不明であるが、簡単に引き下がるルパンではない。
無視して、日本酒にウナ肝を堪能していると、見えていないのと言いたげに・・・・
顔をテーブルの上まで出し、猛アピールするルパン。
無視する私。
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ルパンも馬鹿ではない。
今度は、ご丁寧に、左サイドに回り、作戦変更するルパン。
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今度は、右の時とは違い、少し遠慮がちで、しおらしく・・・・・・・・・・。
こんなしおらしい態度と、こんな目をされたら、あげたくなってしまうが、肝は駄目である。
「ルパン、ゴメン、これは駄目だわ。」
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あまりに可愛いので、ルパンの好きなペットフードをあげた。
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私も、このしおらしい態度と、こんな目を身に付けたいもんである。
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診療中、困った時に、使ってみたいもんである。