リーダーミーティング
第2週目の火曜日は、リーダーミーティング。
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今朝の朝礼で、統括責任者の曽根さんより、
「本日のリーダーミーティングは、午後6時50分から始めたいと思います。最後になる受付業務が円滑に行くように皆さんで協力して行きましょう!」との発言があった。
診療終了予定が6時30分なので、想定外にずれ込まなければ可能な時間である。
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最後に急患も来院されたが、皆で力を合わせて、ほぼ定刻に終了したので、予定通り6時50分に開始することが出来た。
杉山(旧姓:三輪)さんの産休により、総務部リーダーが鈴木(旧姓;川井)さんになった。
鈴木さんは、新人の阿部さんの教育と新リーダーとしての責務を、持ち前のガッツで乗り切ってくれている。
どんなに忙しくても、決して弱音を吐かず、笑顔と笑いのセンスを忘れないのが彼女の強みである。
統括責任者の曽根さん、総務部リーダーの鈴木さん、予防部リーダーの横山さん、治療部リーダーの児玉さん、医局長の戸塚先生、そして院長の私の6人で、各部署から提出されたびっしりと書かれた5枚の議事録を見ながら、リーダーミーティングが始まった。
6時50分より始まり、6時57分に終了。
7分ではあるが、内容の濃いリーダーミーティングであったのではないだろうか。
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たった7分と思われるかも知れないが、この7分のために、医局部では3回のミーティングをしているし、その後に各部署から挙がって来た議事録を読み、事前に統括責任者とのトップミーティングも行っているのだ。
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大勢が同時に集まるのには、どうしてもデッドタイムが出来てしまう。
6時50分開始と言っても、6時35分にスタンバイができているリーダーもいれば、6時50分になってもスタンバイが出来ず、仕事を残したまま出席するリーダーもいるかも知れない。
つまり、無駄な時間が生じてしまう。
例え1分でも無駄な時間が嫌でしょうがない。
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少人数であればロスタイムも少なく済むので、事前に少人数である各部署で十分に吟味をし
て、それなりの結論も出してからリーダーミーティングに臨むようにしている。
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スティーブ・ジョブズ氏は、徹底して軽量化したiphoneを作ろうとした時の話。
部下が苦労して作った試作品をスティーブ・ジョブズ氏に見せると、彼はすぐさま水に入れて、ブクブクと泡を出し沈んでいくiphoneを平然と眺めたと言う。
部下が、「何するんだ!」とびっくりする部下を前に、「今の泡を見たか?泡は空気、すなわち隙間があるから出るんだ、まだまだ軽量化、スリム化は可能だ!」と言い放ったと言う。
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それを考えると、この7分のリーダーミーティングも、まだまだスリム化出来る余地は十分にある。
志の高い人の考え方は、非常に勉強になる。
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今後は、更なる徹底した効率の追求を目指して行きたい。