惠空館道場、昇給審査
檪村惠之助師範の惠空館道場では、毎年3月、6月、9月、12月と3か月に一度、年に4回昇級審査を行っている。
今日は、今年最後の昇級審査。
審査は、基本、形、組手の3科目の総合得点で合否が決定する。
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私は、基本と組手の審査に関わらせて頂いた。
我が恵空館は日本空手協会所属の武道空手である。
礼に始まり礼に終わる。
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審査の前は、審査員に大きな声で「お願いします。」
全ての基本である。
声が小さかったり、心がこもっていなければ、何回でもやり直しである。
まずは、基本の審査。
基本とは、一つの技を3~5本ずつ、前や後ろに移動しながら行う正しく空手の基本である。
足の裏から腕、肘、膝、腰、手首と全てに動くコースが厳密に決められている。
人間の最も大きな力が発揮できる、最も人間の体に合った動き方が、長い年月を経て研究された結果のコースである。
反復、反復練習を必要とする。
最後は組手審査。
各級により細かく審査内容が規定されている。
審査終了後、悪かった所を指導。
子供には、理屈をこねても駄目である。
実際に目の前で、体と体を触れての指導。
ある子には、弱い力で実際に受けを披露し、受けを体感してもらう。
また、ある子には、実際に私の腹を突いたり蹴らしたりさせ、間合いや蹴る感触を教えてあげる。
最後は、檪村惠之助師範が、直々に、ご指導された。
そして、審査票を集計し、合否を決定。
私ごとではあるが、空手では、指導員として指導的立場に立っているが、一歩外に出れば、指導を受ける立場である。
しかし、教える立場、教えてもらう立場、両方を経験すると、それぞれの立場の苦労が良く分かり勉強になる。
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人生、いつになっても日々勉強である。