今年最後の丸山塾
丸山塾は毎月最終水曜日午後8時からと会則で決まっているが、今月の最終水曜日は31日の大晦日である。
家庭では父親としての顔を持つ二人の塾生、時森先生(通称;マサ)と戸塚先生(通称:ユー)。
さすがに・・・・・・・・・というまともな理由で、1週間早め、今日の開催とした。
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ジャスト午後8時、丸山塾スタート。
例により、大きな声での塾訓斉唱から始まる。
まずは、今日の共通課題「患者の意思を尊重した戦略的部分義歯症例」の発表。
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義歯(入れ歯)には、皆さん抵抗を感じる様である。
・気持ち悪い
・歯を抜きたくない
・面倒くさい
・食べにくい
・おじいさん、おばあさんになったようで嫌だ
・恥ずかしい
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理由は様々だが、自分の歯に優るものはないのだろう。
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しかし、時として、それを受け入れざるを得ない事もある。
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我々はこれを生業としているプロとしての力を発揮しなければならない。
そこで患者さんの立場に立った戦略を練る必要が出てくる。
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今日は難しくも面白い題材で、いろいろな意見が交わされた。
さて、議論の後は、腹ごしらえ。
今日は、私の希望でCoCo壱番のカレー。
夕方くらいから、何故か急にカレーが食べたくなったのだ。
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昨晩私が宴会に行っている時、かみさんは美味しいカレーを食べたという話を聞いたからかも知れない。
私の脳は本当に単純である。
お腹が落ち着いた所で、読書感想。
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マサは米澤穂信の「満願」
偶には違ったジャンルの本をとミステリー小説に挑戦。
チャレンジ精神は大事である。
ユーは吉越浩一郎の「仕事ができる社員、できない社員」
内容に自分自身の経験談を上手にコラボさせ解説してくれた。
私は高橋こうじの「日本の大和言葉を美しく話す」
日本語には、大きく分けて外来語、漢語、そして生粋の日本語「大和言葉」があるそうだ。
日本人自身が育んできた知的で優雅な余韻を残す言葉使いを身につけたいもんだ。
大和言葉は実に上品である。
50を前にした私。
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お上品なおじさんになるために、せめて、せめて言葉だけでもお上品に・・・・・・と大和言葉を学習しようと考えたのだ。
大和言葉は声に出して読むだけで、心が穏やかになるのは何故だろうか。
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次は、自由演題発表。
ユーは一年を振り返り、疑問点を上手にピックアップさせ議論形式での発表をしてくれた。
マサは、矯正、インプラント、義歯、咬合再構成と全ての治療が入った聴きごたえのある渾身の症例発表をしてくれた。
便利グッズも紹介してくれ、早速、丸山歯科医院でも購入しようと思う。
塾生の成長振りが嬉しくなった。
これも二人のこの一年間、倦まず弛まず診療をしてきた成果であろう。
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最後の〆は、恒例の塾長総括。
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毎度の事だが、塾生の発表時間は、タイマーで厳しく管理しているが塾長総括は、無制限。
特権階級である。
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一年の〆として、厳しい助言を含め、厳しい歯科業界を生き抜くために必要だと私が考えていることを語らせてもらった。
ついつい調子に乗ってしまい、時計を見ると11時45分。
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今宵も、私は大変、楽しゅうございました。