第42回日本空手協会静岡県中部地区空手道選手権大会
第42回日本空手協会静岡県中部地区空手道選手権大会が、県武道館で開催された。
静岡県を西部、中部、東部に分け、ここ中部地区で行われるこの大会は、白帯でも全員参加出来る唯一の大会である。
中部地区から約300名の選手が参加した。
わが恵空館道場からも21名の小・中・高校生が出場。
開会式の君が代斉唱は、やはり身が引き締まる。
4面のコートが設営され、私は第1コートのコート長を仰せつかり、またまた身が引き締まる思い、そして責任を感じた。
公正なジャッジは勿論、選手の気持ちが高揚するような元気な声とキビキビした行動、そして何より信頼してもらえるように威厳のある態度を心掛けた。
朝9時30分から夜6時まで、約40分間の昼休みを挟み、休憩なしの審判。
.
正直、疲れた。
しかし、真剣勝負の現場に立ち会い、関わることができる幸せ、そしてやりがいは感じる。
審判と言っても奥が深く、立ち位置、見る角度により全く見え方が違って来る。
特に組手は、まばたききもできない程の一瞬の勝負であり、気を引き締めていかないといけない。
.
必ずどちらかが勝ち、どちらかが負ける。
白か黒かはっきりする勝負の世界。
非情な世界であるが、これが勝負の世界の掟である。
結果は21名中、10名で12個のメダルを獲得。
メダルは金メダル、銀メダル、銅メダルと上位3名だけがもらえる栄冠であるので、なかなかの成績を残せたのではないだろうか。
正直、メダルを取れると思っていた選手が取れなかったり、メダルは難しいと思っていた選手が取ったりと様々であったが、これも人生である。
ここ一番で素晴らしい力を発揮して見せる選手、ここ一番で、ありゃりゃ、ど~~しちゃったの?と思う力しか発揮できない選手もいる。
.
しかし、こと勝負に関してのみ言及すれば、結果が全てである。
練習では出来ていたのに・・・・は通用しない。
練習の意味を勝つためと定義づけるとしたら、負けたら練習した意味がないことになる。
.
そんな中、試合後の懇親会で、静岡県大会の形の一般男子の部で大会2連覇した現役の選手と同席になった。
.
勝つための練習方法、考え方など、いろいろと大変タメになる話を聞くことが出来た。
.
今後の運動人生に大変参考になる話であった。
早速、自分で試してみたいと思う。
.
しかし、いつもながら、大会後は、ガラガラ声である。
ハスキーボイスもなかなかのもんである。