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2014年9月11日 (木)

日本ランカーの走り、見させて頂きました。

午後3時、掛川の〝つま恋 森林の湯”前で、勇さんと勇さんの弟と待ち合わせ。

勇さんは浜松から、勇さんの弟は袋井から、そして私は焼津から、森林に湯で筋肉の疲れを癒すために集まった。

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という訳で、まずは筋肉を疲れさせる作業開始。

10月26日の島田大井川マラソンに向けての合同練習である。

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勇さんは、私とタメ(同い年)であるが、いまだに進化し続けている化け物である。

年齢別日本ランキングに入っている日本ランカーである。

今年に入っても、その勢いは留まることを知らず、フルマラソンは2時間52分、100キロウルトラマラソン9時間37分と記録更新をし続けている。

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記録が伸び悩んでいる私とは、対照的であり、爪の垢でも・・・・・という思いで、合同練習をお願いした所、快諾して頂き、今日その日を向えた。

さて、ここつま恋は、アップダウンがあるため、走行距離以上に練習強度がある。

今日のメニューは、1周3.5キロのコースを9周。

私の狙う3時間20分切りを目的にしたメニューを組んでくれた。

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~8キロ 5:00 (最初の8キロは、キロ5分でアップ。)

~10キロ 4:15 (体が温まった所で、刺激。)

~25キロ 4:45 (刺激の後は、3時間20分のレースペース走)

~28キロ 4:30 (ラスト5キロは徐々にスピードアップ)

~29キロ 4:15 (ラスト2キロは、さらに・・・・・・)

~30キロ 4:00 (ラスト1キロは4分を目標に全力走)

これをこなせれば、3時間20分は切れると・・・・・・・・・。

この日のために、昨日からはカーボローディングを行い、昨晩は8時間睡眠と、万全の体調で臨んだ。

どこまでついていけるか不安であるが、行ける所まで行ってみよう!

まずは記念撮影して、

P1030721 

いざスタート!

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15キロ過ぎ、早くも息が苦しくなってきた。

2人は、全く息が切れておらず、会話を楽しむ余裕の走り。

弟も10キロ走38分の記録を持っているだけあり、このペースは余裕な様だ。

まだ半分である。

既に心が折れそうになる、弱気な私。

情けない・・・・・・・・・・・・。

そんな私を心配して、時々「ナイスランです。」と声を掛けて励ましてくれる勇さん。

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20キロ過ぎ、乳酸が下半身を支配してきているのが分かる。

15キロ過ぎからは、常に二人の背中を見て、二人の5メートルほど後方から必死でくらいついていく展開。

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何とか25キロまでついて来た。

ここからが根性練習の仕上げである。

28キロまでは、何とかついて行けたが、その後は切れてしまった。

28キロ~29キロの1キロは4分23秒。

脈拍は178、心臓が飛び出そうである。

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勇さんの背中は、かなり前方に小さく見える。

ラスト1キロ、全力走。

勇さんのスパート。

勇さんの背中がどんどん小さくなって行き、ついには視界から消えた。

この瞬間、私の心のブレーカーは完全に落ちた。

閉店ガラガラである。

足が止まった。

心が折れた。

ラスト1キロは5分23秒。

情けない。

30キロ地点で、勇さんが待っていてくれていた。

勇さんはラスト1キロ3分24秒だったそうだ。

ば・ば・ば・ばけものである。

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日本ランカーの実力を、とくと見させて頂きました。

P1030723 

ゴール後は、すっかり暗くなっていた。

一人では、絶対にできない根性練習・・・・・の予定であったが、

根性のなさが浮き彫りになった、根性無し練習になってしまった。

自分の弱さを知るのも大事である。

根性無しを、良いように解釈するのは私の得意技である。

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必殺のプラス思考は今日も健在である。

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3人で、森林の湯で心も体も癒して、帰宅した。

私の休日に合わせ、有給休暇を取り稽古をつけてくれた勇さん、勇さんの弟さん、本当にありがとうございました。

心より感謝します。

大変、勉強になりました。