日本ランカーの走り、見させて頂きました。
午後3時、掛川の〝つま恋 森林の湯”前で、勇さんと勇さんの弟と待ち合わせ。
勇さんは浜松から、勇さんの弟は袋井から、そして私は焼津から、森林に湯で筋肉の疲れを癒すために集まった。
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という訳で、まずは筋肉を疲れさせる作業開始。
10月26日の島田大井川マラソンに向けての合同練習である。
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勇さんは、私とタメ(同い年)であるが、いまだに進化し続けている化け物である。
年齢別日本ランキングに入っている日本ランカーである。
今年に入っても、その勢いは留まることを知らず、フルマラソンは2時間52分、100キロウルトラマラソン9時間37分と記録更新をし続けている。
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記録が伸び悩んでいる私とは、対照的であり、爪の垢でも・・・・・という思いで、合同練習をお願いした所、快諾して頂き、今日その日を向えた。
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さて、ここつま恋は、アップダウンがあるため、走行距離以上に練習強度がある。
今日のメニューは、1周3.5キロのコースを9周。
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私の狙う3時間20分切りを目的にしたメニューを組んでくれた。
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~8キロ 5:00 (最初の8キロは、キロ5分でアップ。)
~10キロ 4:15 (体が温まった所で、刺激。)
~25キロ 4:45 (刺激の後は、3時間20分のレースペース走)
~28キロ 4:30 (ラスト5キロは徐々にスピードアップ)
~29キロ 4:15 (ラスト2キロは、さらに・・・・・・)
~30キロ 4:00 (ラスト1キロは4分を目標に全力走)
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これをこなせれば、3時間20分は切れると・・・・・・・・・。
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この日のために、昨日からはカーボローディングを行い、昨晩は8時間睡眠と、万全の体調で臨んだ。
どこまでついていけるか不安であるが、行ける所まで行ってみよう!
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まずは記念撮影して、
いざスタート!
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15キロ過ぎ、早くも息が苦しくなってきた。
2人は、全く息が切れておらず、会話を楽しむ余裕の走り。
弟も10キロ走38分の記録を持っているだけあり、このペースは余裕な様だ。
まだ半分である。
既に心が折れそうになる、弱気な私。
情けない・・・・・・・・・・・・。
そんな私を心配して、時々「ナイスランです。」と声を掛けて励ましてくれる勇さん。
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20キロ過ぎ、乳酸が下半身を支配してきているのが分かる。
15キロ過ぎからは、常に二人の背中を見て、二人の5メートルほど後方から必死でくらいついていく展開。
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何とか25キロまでついて来た。
ここからが根性練習の仕上げである。
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28キロまでは、何とかついて行けたが、その後は切れてしまった。
28キロ~29キロの1キロは4分23秒。
脈拍は178、心臓が飛び出そうである。
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勇さんの背中は、かなり前方に小さく見える。
ラスト1キロ、全力走。
勇さんのスパート。
勇さんの背中がどんどん小さくなって行き、ついには視界から消えた。
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この瞬間、私の心のブレーカーは完全に落ちた。
閉店ガラガラである。
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足が止まった。
心が折れた。
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ラスト1キロは5分23秒。
情けない。
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30キロ地点で、勇さんが待っていてくれていた。
勇さんはラスト1キロ3分24秒だったそうだ。
ば・ば・ば・ばけものである。
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日本ランカーの実力を、とくと見させて頂きました。
ゴール後は、すっかり暗くなっていた。
一人では、絶対にできない根性練習・・・・・の予定であったが、
根性のなさが浮き彫りになった、根性無し練習になってしまった。
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自分の弱さを知るのも大事である。
根性無しを、良いように解釈するのは私の得意技である。
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必殺のプラス思考は今日も健在である。
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3人で、森林の湯で心も体も癒して、帰宅した。
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私の休日に合わせ、有給休暇を取り稽古をつけてくれた勇さん、勇さんの弟さん、本当にありがとうございました。
心より感謝します。
大変、勉強になりました。