親父の墓参り
息子が生まれる1ヶ月前の事だったので、息子の年齢と同じで覚えやすい。
ちなみに、丸山歯科医院の開業も同じ年、全て1996年(平成8年)の出来事である。
何故か分からないが、毎年、1月下旬になると夢に親父が出て来る。
今年も、先週、夢に出て来た。
何故か、この時期である。
不思議である。
夢を見て、あっそ~~だ、もうすぐ親父の命日だと気付く程である。
「誠二、もうすぐ俺の命日だぞ!お父さんの事、忘れるなよ。お母さんを頼んだぞ!」とでも言いたいのだろうか。
肺癌が発見され、余命宣言を受けてから、「お母さんを頼んだぞ。」と何度となく言われたので、その言葉は重く受け止め、記憶にはシッカリと残っている。
夢の中では、親父は死んだという事は全く分からず、1階の台所で、姉と私と親父が居て、ごく普通に会話をし、ごく自然に接していた。
実際には18年前に他界し、姉も今では滋賀県で5人の子供の母をしているのに、設定は何十年も前。
かなりのタイムスリップをしているにも関わらず、何の違和感も無いから不思議なもんである。
さて、そんな訳で、二日ほど早いが、家族4人で、墓参りに行くことにした。
かみさんが、松坂屋でマイセンのサンドイッチを昼飯に買って来てくれた。
私も一度食べてみたかったサンドイッチであり楽しみであった。
非常にあっさりとしていて、予想を裏切らない味であった。
また食べたいと思えるものだ。
久しぶりの記念写真撮影。
今後は、みんな揃って写真撮影する機会は、めっきり減ってくるだろう。
親父が亡くなってから約1ヶ月後に息子が産声をあげたので、親父は息子を見てはいない。
息子の成長を見ると、月日の経つ速さを改めて感じる。