豪快メール
富士宮駅伝は、九州歯科大学の大先輩である桑原歯科医院の桑原総監督率いるチーム桑原歯科医院の一員として2010年から参加させて頂いている、私にとっては、最も大事な年間行事の一つである。
2年前から、戸塚先生(通称;ユー)もメンバーとして呼んで頂いている。
さて、いつも前夜祭でお世話になっている鈴木兄弟と電車時刻の連絡をとった。
鈴木兄弟とは、兄がはじめ歯科院長の鈴木一先生。
大学の2級先輩である。
弟は鈴木勇さん、私とタメ(昭和40年生まれ)である。
その勇さんにメールで連絡をとると、返信があった。
前日の土曜日の話である。
私は、今日から筋肉休暇に入った。
前日の土曜日は、昼休みに軽く3~5キロジョグをして、翌日曜日の本番に臨む予定を立てていた。
しかし、勇さんは違った。
前日に30キロ走をして、本番に臨むと言う返信であった。
診療中であったが、たまげた返信メールに、すぐにユーに見せてしまった。
元来豪快な鈴木兄弟ではあるが、さすがにビックリしてしまった。
同年齢でありながら、すでに守りに入ってしまっているスケールの小っちゃい自分が恥ずかしくなった。
かと言って、じゃ~~俺もと、前日に30キロ走をする勇気も気力もない。
午前中に勇さんからもらった豪快メールは、何回も見てしまった。
夜10時、診療後の7時40分から始めた仕事の雑用が漸く終わり、さ~~今日は疲れたから、ゆっくりビールでも飲んで寝ようかと思い、携帯を眺めると、勇さんからのメールが気になり、もう一度見直した。
俄然、元気が出てきた。
なにせ、タメである。
先日買ったニューシューズを出した。
数年前から、愛用している「ASICS TARTHER WIDE 26.0」である。
年に2~3足購入している。
他にもいろいろと試したが、これ以上の靴は無い。
現在売っている規制靴の中では、私の足に最も合っている靴である。
当然、Made in JAPAN である。
暫く走ると、踵の黒いゴムが磨り減ってしまう。
黒いゴムが無くなると原則、廃棄である。
新しい靴底はこんな感じである。
踵の黒ゴムは磨り減っているものの靴としては何の問題もなく使用出来る。
捨てるのはもったいないので、ジム用に散歩様に使用している。
5足になると、ストックしている新しいASICS TARTHER WIDE 26.0 をおろすことにしている。
まだ6足あるので、下ろすこともないが、今日は新しい靴で走りたくなった。
勇さんメールに喚起されたのだ。
ここ相川の10時過ぎは真っ暗であるが、どうしても走りたくなった。
予定外ではあったが、7キロ走をした。
脈拍が上がり、息が苦しくなることで、何故か気持ちが楽になった。
これで、今晩はゆっくり安眠できると思った。
一足約1万円もする私にとっては贅沢品であるが、運動は現在唯一と言ってもよい趣味であるので、い~じゃないかと思っている。
今度の日曜日、豪快な桑原総監督、鈴木兄弟をはじめとする多くの豪快なメンバーと一緒に走れるのが楽しみである。