丸山塾親睦会(新年会)
経緯は良く覚えていないが、丸山塾の新年会を、私の家で、私の手料理で行う事になった。
軽い気持ちで、と言うより話の勢いで言ってしまったのだが、いざ、その日が近づくと、何を作ろうか、いや、何が作れるのか、数少ないレパートリーを頭に浮かべ献立と格闘。
私のお誕生日に、かみさんが買ってきてくれる「昭米のローストビーフ」だけは直ぐに決まった。
ここのローストビーフは絶品である。
頬っぺたが本当に落ちそうな旨さである。
食べた事がない方は、少々お高いが、一度お試しする価値はあると思う。
さて、この事を1週間前にかみさんに報告。
センター試験の直前だったので、センター試験が終わったら一緒に考えてあげるから・・・・と。そりゃそ~~~だ。
ま~~、私の手料理という事は、事前に連絡しているので、どんな味でも、おそらく塾生は「美味しい」と言ってくれるのだろうから、適当に作ればい~~や、それはそれでおもろいやないか!と考えていたが、日が迫ってくると、どうせなら本当に美味しい物を提供したいと色気が出てきた。
そこで、かみさんがいつも作ってくれるビーフシチューにしようと考えた。
しかし、シチューなんて、この48年間、一度も作ったことがないので、かみさんに一日弟子入りすることにした。
そんな訳で昨日、昼休みに、かみさんが本番さながらの食材で実演してくれた。
「まずは、皮をむいて、このくらいに切る。男の料理だから、大きめにザックリの方が男らしいよ。・・・・・・・・・・・」
ふむふむ・・・・・・・・。
男という言葉に弱い私の急所を良く心得ているかみさん。
これが今日の晩御飯になるからと、明日とは違う味付けにすることになった。
食すと、旨い!旨い!
「黙っていれば分からないから、これチョ~~ダイ。」
「駄目!自分で作るって言ったんでしょ、言ったことは約束通りやって下さい。」
「・・・・・・・・・・・」 (反論の余地ナシ・・・・)
しかし、自信のない私は、塾長の権限を最大限に利用し、卑怯な手を行使することにした。
そこで、卑怯メールを送付。
午後8時丸山邸集合。
昼飯は150カロリー以下にして、午後1時30分以降は飲食禁止。
水だけは摂取可とする。
お腹が空いていれば何を食べても旨い作戦である。
さて、シチューの厳選食材は、かみさんが一押しの静岡駅ビルのパルシェまで買出しに行ってくれた。
私は、午前中に他の食材を仕入れに、島田、藤枝に・・・・・・・・・・。
午後1時20分、料理開始。
かみさんに教わった通り、男らしく野菜はザックリ。
小さいジャガイモはそのまま、大きいのも二分割のみ。
ジャガイモOK,ニンジンOK,マッシュルームOK,玉ねぎOK,セロリOK,肉OK,水OK,塩コショウOK,オリーブオイルOK,オニオンローストOK。
あとは圧力鍋にお任せ。
後は片付け。
余分な物は、和室に、納戸に隠してと・・・・・・・・・・・。
合間に仕事や、雑用をすませて、午後7時15分、準備完了!
風呂に入り、マサとユーを待つだけとなった。
7時45分、ユーが到着。
8時、マサが来ない。
7時まで診療があるので、少し待つ事に・・・・。
8時15分、まだ来ないので、ユーがマサの携帯に電話。
少しでも早く私の手料理を食べたかったのだろう、第二東名で、ちょっと右足つま先に力が入り過ぎてしまったようで、国庫に1万5千円を寄付する書類に署名していた様だ。
ちょっとしたハプニングはあったが、8時30分、戸塚先生(通称;ユー)の開会宣言で丸山塾新年会が始まった。
ルパンが、ユーを気に入った様で、付きまとい仕方がないので、ルパンを抱っこしての開会となった。
親睦会と言っても、ただの飲み食い会ではない。
丸山塾である。
読書感想
を挟みながら、食事は進む。
食材は豊富に用意してあるので、お箸の進み具合を見ながら、手料理を振舞った。
これは、かみさんの母直伝の鶏肉のニンニク焼き&キャベツ である。
これも万人受けする逸品である。
他にもまだ作ったが、ワインを飲みすぎて、写真撮影をすることは、すっかり忘れてしまった。
最後は、5種類のブレンドチーズと18穀米のリゾット。
見た目は悪いが、結構おいしいのだ。
ビールに、日本酒に、ワイン。
ワインが4本空になった所で、時計を見ると2時。
明日もあるので、閉会となった。
閉会の辞と閉会宣言を予定していたが、皆、程よく酔っ払ってしまい、そのまま自然解散となった。
二人を見送り、戻ると、かみさんから言われた言葉を思い出した。
「片付けまでして、料理だからね。」
ズシッと思い気持ちになった。
明日、ちょっと早起きして片付けよう!
お休みなさい。