昇級審査
3月、6月、9月、12月の年4回である。
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今日は、今年最後の昇級審査を行った。
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昇級審査の日は、日本空手協会指定の正装(グレーのズボン、紺のジャケット、協会マークの入ったエンジのネクタイ)。
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日頃の稽古の成果を評価する大事な審査。
日頃の稽古以上の成果を出す子、緊張により日頃の稽古の成果が発揮できない子、普段通りの力を発揮する子、様々である。
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しかし、私に言わせて見れば、それが所謂、実力である。
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7ポイント先取と言うようなポイント制のスポーツ空手も存在する中、日本空手協会の空手は、一本勝負にこだわっている。
スポーツ空手に対し、武道空手と言われる所以である。
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本当の勝負は、一発殴られたら終わりである。
宮本武蔵の目指した剣術もしかりだ。
日本刀で戦う真剣勝負。
切られたら死である。
命を賭けた一本勝負である。
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「もう一試合、お願いします。」
なんて言う泣きの再試合なんて、あり得ない。
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緊張のせいで力が発揮できなかった?
は~~~~?
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世の中、泣きのもう一度なんて無いんだ。
と言う事を分かって欲しい。
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その一発勝負、一本勝負に勝つために、日頃、稽古をするのだ。
それが稽古だと言う事を分かって欲しい。