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2013年12月28日 (土)

3日連続で・・・・・・・・・

一昨日、昼休み、家の前の道(港湾道路)のジョギングの帰り道、前方の軽自動車がウインカーを出しながら減速し、私の10メートルほど前方で停車した。

その車の横を通過しようとすると、窓が開き

車内から「すみません。」という声が聞こえた。

なかなか元気の良い声だった。

 

60歳代くらいの女性であった。

 

「〇△さんの家ってご存知ですか?」

この通り沿いにある丁度知っている家だった。

「どこかでUターンしてもらって、この道をあっちへ950メートルほど行くと右側に・・・・・・・」

とその家の特徴を添えてその家の場所を伝えた。

 

自宅の近辺はGARMINの時計を見ながら、ここ数年走っているので、自宅から何メートルかは、建物を見ればだいたい頭に入っている。

頭の中では、引き算をして952メートルという数字がはじき出されたが、952メートルなんて言ったら、奇異な目で見られるのが分かっていたので、950メートルほどという表現に変えた。

 

昨日の朝、家の前の道(港湾道路)のジョギングの帰り道、前方に自転車が停まっていた。

女子高生か女子中学生とお見受けした。

その横を通り過ぎようとした時、

「すみません。」と言う声がかすかに聞こえた。

 

んっ?

わたし?

周りを見たが誰もいない。

かすかな声だったが、こちらを見ているので、私にかけた声だと認識した。

 

「何か?」

「〇△◇に行きたいんですが、知っていますか?」

 

この通り沿いにある丁度知っている会社だった。

 

頭の中には全て自宅からの距離がインプットされているので、引き算をすれば、ほぼ正確な距離が分かる。

引き算の結果、その場所から目的地までの距離は1420メートルと出た。

 

「この道をまっすぐ1400メートルくらい行くと左側にあるよ。丁度角にあって、向かいにはラーメン屋があるからすぐ分かると思うよ。」

「ありがとうございました。」

 

また走り出した。

ジョギング中、折角1420メートルって数字が出たんだから、1400メートルくらいなんて言わずに1420メートルって言ってもよかったんじゃないか?その方が、うけたかも?

しかし、二日連続のジョギングの帰り道での道案内であった、明日あれば3日連続の道案内、ギネスブックに登録できるかも?

もし、もし、明日聞かれたら、めっちゃ正確な距離を提示してやろ~~っと。

そんなことを考えながら帰った。

 

そして、本日昼休み、3日連続の道案内を賭けてのジョギングを開始。

 

走り出した時は、人を見ると、もしかして来るか?なんて思いながら走っていたが、20分も走るとすっかり忘れて他の事を考えながら走っていた。

 

さて、帰り道、自宅まで残り1300メートルとなった時点で、前方に小学生の男の子を発見。

まさか、ないよな、小学生だし。

 

そ~~思い、その小学生の横を通過しようとした時、蚊の鳴くような声が聞こえた。

確かに聞こえた。

 

「すみません。」

昨日の女の子も小さい声だったが、この小学生は男の子というのに更に小さい声であった。

初日のおばちゃんが一番元気が良かった。

 

本当に3日連続なので、ゾッとした。

 

「何?」

今日はどこの場所かな?知っている場所かな?

そんな事を考えながら聞いた。

 

「今、何時ですか?」

 

んっ!!(時間かよ!)

 

「・・・・・・・・え~~~っと・・・・・・・・・」

GARMINの時計の横のボタンを2回押し現在時刻の画面を出した。

「1時23分46秒」

画面を小学生の子に見せながら言った。

「ありがとうございました。」

また蚊の鳴くような小さな声が聞こえた。

 

残念ながら正確な距離は言えなかったが、正確な時間は言えたぞ!

秒まで言ってやったぞ。

 

やけに満足した気持ちで家に向かった。

午後の診療が気持ち良くできそうだった。