男親のプライド
高3の長男が、昨日入院して、今日全身麻酔で右小指骨折の手術を行った。
かみさんは保護者として、今日は一日付き添っている。
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昼休み携帯を見ると、手術が無事終了し、部屋に戻ってベットで横になっている長男の写真が、メールで送られていた。
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手術直後ということもあり、手首から上が全部包帯で固定されており、見た目は実に痛々しい。
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かみさんに、痛がっていないかとメールを返したら
「痛くはないが、腹減った。」と言っていると返信があった。
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体育の時間に指を骨折した時も、突き指だと思ったと、そのまま続けたらしく、その後の授業も普通に受けたらしい。
帰宅後、かみさんが心配し、開業医に連れて行きレントゲン診査を受けた所、骨片が180度回転して、変な所に突き刺さっているから、入院手術が必要と告げられ、それを聞いて、初めて痛みを感じたらしい。
鈍感と言うか、アホである。
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長男は昔から痛みに強く、小さい頃から転んでも決して泣くことは無かった。
「大丈夫か?」と言うと
小さい体でグッと痛みを堪えながら「・・・・・・・・うっ、だいじょうぶ。」というタイプだった。
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私も小僧には負ける訳にはいかない。
男親としてのプライドがある。
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今後、もし怪我か手術をして、痛い時、
もし息子から「大丈夫か、痛くないか?」と聞かれることがあるとしたら、こ~答えてやろうと思っている。
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「・・・・・・・うっ、かゆい、丁度、蚊に刺された後の様な感じかな。」ってね。
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そんな余裕があればの話だが・・・・・・・・・・・。
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目を瞑ると、真逆の自分の姿が見えて来た。
いかん、いかん、男親のプライドを忘れちゃいかんぜよ。
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