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2013年10月 2日 (水)

ぺリオ勉強会

今日は、ぺリオ勉強会の日。

ぺリオとは、歯周病のことである。

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私のぺリオの師匠である佐藤直志先生の著書を教科書として使用している。

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今日の題材は、Crown lengthening(クラウンレングスニング:歯冠延長術)。

この手術は、進行した虫歯に対して行う歯周外科手術である。

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一般に歯周外科手術は、歯周病に罹患した歯に対し行う歯周病の治療であるが、Crown lengtheningは高度に進行した虫歯に対して行う歯周治療であるので、治療の根本的概念が異なる。

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そのため、適応症を間違えると、とんでもない事になってしまう。

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その概念の再確認から始まり、実際の臨床で遭遇しうるあらゆる可能性を想定し、議論した。

教科書の写真を見ながら、

「もしここが、こ~じゃなくて、こ~だったら、ど~~する?」

「佐藤先生は、ここを、こ~しているが、こ~~じゃ駄目かな?」

「ここは、こ~しているが、ここは、こ~してるけど、どうしてかな?」

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いつもの私の何故?何故?攻撃の開始である。

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実際の臨床では、直球というのはほぼ来ないと思って良いと考えている。

いろんな変化球が相手である。

あらゆる変化球に対応するためには、些細な手技に対しても、何故かという裏付けをもって行わなければならない。

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今日も、奥深い良い勉強会になったのではないかと思う。

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