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2013年10月20日 (日)

大井川体育館に要人現る

大井川体育館。

我が日本空手協会大井川支部恵空館道場の稽古場である。

その大井川体育館に厳戒態勢を布くため、駐車場に指導員も含む父兄が、朝7時30分に召集された。

今日は要人がお越しになるのだ。

午前9時30分、要人予想到着時刻の2時間前、ちょっと早いが、粗相があってはいけない。

お・も・て・な・し の心が大事である。

8時30分頃から、日本空手協会静岡県本部中部地区の支部長(道場主)および指導員が続々と到着。

希望した黒帯の小中学生も集まって来た。

9時30分、予定通り、藤枝南支部長の車で、要人が到着。

皆が、「押忍!」と発しながら深々と頭を下げる。

私は、入り口に最も近い駐車スペースにお車を誘導し、後部座席のドアを開けた。

中から出てこられたのは、日本空手協会総本部指導員である小倉靖典先生である。

ここで、総本部指導員について簡単に説明をしておくことにする。

日本空手協会総本部指導員とは、その名の通り、空手で飯を食っているプロの空手家である。

学生時代に優秀な成績を残した選手が、研修生となり研修、研鑽を積み、入所試験に見事合格した所謂、エリートである。

空手が強いでけでなく、空手の全ての動きに対する理論を熟知しており、全てを説明できるまさしくプロである。

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小倉先生は、選手時代には形、組手の両方で日本一の栄冠に輝いているツワモノである。

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予定通り午前10時から、小倉先生の指導による合同稽古が始まった。

いつもと違う緊張感が道場内に張り詰める。

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礼に始まり、礼に終わる。

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午前中は基本稽古。

足首の使い方、筋肉のひねり方、膝、肘の方向、立ち方など、細かく基本の基本をご指導頂いた。

悪い癖のある子供の矯正方法も教えてくれた。

全てが理論的であり、理屈も分かりやすく、また小倉先生が実際にその動き、体の使い方の模範を目の前で見せてくれるので、理屈を理解するのが難しい子供達も視覚的に理解できたのではないだろうか。

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しかし、流石は総本部指導員、腰の切れ、技のコース、そして力強さ、更には足の先から頭のてっぺんまでの位置、コース、どこを見ても非の打ち所がない見事な模範演技。

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日頃の鍛錬の成果であろう。

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自分にも厳しい先生だが、その稽古内容も厳しい。

これぞ総本部の稽古だ、というのを存分に体感できた。

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正午、午前の2時間の稽古が終わった時点で、62名の受講生は皆、足をマッサージしていた。

ハードな筋トレをした後の様な疲労感である。

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午後1時午後の部がスタート。

午後は、形と組手の稽古。

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私も、いろいろとご指導いただき、本当に良い勉強になった。

やっぱり空手は面白い!

そんな空手の奥深さ・面白さが再認識できた一日となった。

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午後3時30分、午前2時間、午後2時間半、計4時間30分の内容の濃い稽古が出来た。

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これだけ空手の稽古をした~~~~と思える筋肉プルプルもんの稽古は、何年ぶりだろ~~か。

今晩は、ぐっすり寝られそうである。

小倉先生、本当にありがとうございました。

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押忍。